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【映画感想文🎥】「私の中のあなた」

その女の子にとって延命治療を続けることは果たして正しいのだろうか?

2009年公開、「私の中のあなた」を見て、生と死の狭間で決断に悩む親子の複雑な気持ちを目の当たりにし、普段から家族と向き合えているか考えた。


私の命はオーダーメイド。

妹のアナは白血病で苦しむ姉ケイトを救うために生まれてきた。

アナは姉のケイトの為に何度も移植手術を受け続けてきた。

「ケイトには生きて欲しい。」
「でも、自分の体は自分で守りたい。」

アナは複雑な心情に揺れる。

年齢を重ね、家族と子供の間には亀裂が入っていった。

やがて、アナは11歳の時手術を拒絶し、自分がドナーとなっている件について弁護士を雇い、両親を訴えることになった。

ドナーの意義や生と死の現代的なテーマに触れながら、私たちは普段からそういったテーマから目を背けているのかもしれない。

母親のサラは延命させることが最善だと訴えるが、アナも自分の人生を大切にしたい。
お互いにそれぞれの主張が理解できなかった。

人間はいつか死ぬものだし、死に直面する重い病気にかかることだってある。
限られた時間の中で難しい選択と決断をする姿を掘り下げていて、「長生きすることが正しいのか?」「充実した良い人生を送ることが正しいのか?」

困難に直面しながらもシリアスになりすぎない描写で丁寧に描き出した本作を一人でも多くの人に観て欲しいと思った。


☆ココナラで聞き屋やっています!
僕も一人でも多くの人の人生に耳を傾けて何かしらのお役に立ちたいと思っています✨




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