人の気持ちがコロコロ変わるということは…
noteマガジン「パートナーシップを磨く」は、日本中の人々が、日ごろの体験に引き当てながら「パートナーシップ」について深められるフィールドです。
パートナーシップのあるコミュニケーションが日本中に広がり、安心で安全な関係性の中でベストパフォーマンスが発揮できる人が増えることを心から願って、研修・セッションも提供しています。
連投106日目。
まあ、人の気持ちって、コロコロと移り変わることがあります。
例えば、あなたが参加する職場の会議で、A案とB案が提起され、A案が採用されたとしましょう。
A案に投票したあなたですが、翌日になって、「B案にはB案の良さがあったな」と頭をよぎりつつ、「まぁ、それでもA案で決定したしな」と考えたとしましょう。
結論が変わるほどの変化があったわけではありません。ただ、昨日は10:0で完全に賛成だった考えが、今日は9:1に変化しているかもしれません。
このような「結論は変わらない程度の内心の微妙な変化」は、わたしたちの中で日々起きています。
そのようにとらえてみると、人の気持ちや考えは、その日の天候、その日の気分、出会う人、行く場所、手にする情報、体験する出来事等によって、揺らぎ続けていますよね。
じっと固定して、変化せず、揺るぎなくある確かなものなんて、どこにもないんです。
「確固たる信念」や「揺るぎない目標」という言葉は存在します。
しかしながら、それでもなお、内面では揺らいでいます。
だから、ひょっとしたら、何かの拍子に「結論が変わるほどの内心の変化」も起きるかもしれません。
だとしたら、あなたの大切なパートナーが一度選択したことが、いつまでも、その選択は変わらないだろうととらえることは、あまり適切とは言えません。
結婚したからといって、永遠の愛が約束されるのではありません。
永遠の愛を創り続けようという約束を二人が生き続けるから、そこに永遠の愛がある結婚があるのです。
そう、つまり、いつも新しく、パートナーとの関係を振り返り、「そこにパートナーシップはあるか?」という問いを常に懐に携え、「YES」という回答を見いだした時、変わりなく一緒に仕事ができる(一緒に暮らせる)ということに喜びや感謝があふれてくるのではないでしょうか。
「永遠に約束されている不変の関係など、どこにもない。ただ、創り続けようとする意志の元に、連綿と変わらず続くように思える関係が創られ続けるだけ」
そう考えてみてはどうだろう。
人の気持ちがコロコロ変わるということは自然なことであり、その自然な変化を楽しみ、尊重するあり方こそが、パートナーシップの基礎の基礎だといってもいいでしょう。
記事に価値があると認めてもらえることは、何より嬉しいですし、とても力づけられます。いただいたサポートはパートナーシップの価値が大きくなる使い方につなげます。