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高校2年の365日を日記で残します。目指せ「ぺぎんの日記#365」。北海道/2007年…

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高校2年の365日を日記で残します。目指せ「ぺぎんの日記#365」。北海道/2007年生まれ/普通科高校。

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    2024.04.01~ 高校2年生の日記が毎日追加されていきます!

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    日記では無い諸々が貼られていきます! メインでは無いので手抜きには目を瞑ってくださると嬉しいです…。

最近の記事

カレンダーの全ての日が

2024.05.20 ぺぎんの日記#50 「カレンダーの全ての日が」 カレンダーの全ての日が、誰かの誕生日であるといい。 中3の頃からスマホアプリのカレンダーを使いだした。 アプリのカレンダーというのは便利なもので、周期的にやってくるイベントを一気に設定できたりする。 それこそ誕生日を、例えば「2024年1月1日」に設定して、「繰り返し」の項目を「毎年」に設定すると、次の「2025年1月1日」にも誕生日の表示がされるようになる。 このカレンダーアプリを使い始めてから、私

    • 何があったっけ

      2024.05.19 ぺぎんの日記#49 「何があったっけ」 いつもの街並み。 そこにいつの間にか、ポッカリと穴が空く。 前までは何らかの建物があった場所。 その建物が解体されると、そこは空き地となる。 空き地になってしまうと、そこに何があったか思い出せなくなる。 普段使っている道のそばに建っていた建物に、不意に解体のためのカバーがかけられる。 そうなってしまうともう、何が建っていたのかは思い出せない。 そのまま数週間が過ぎ、もう一度その道を通ったときには、そこには

      • 歯医者さん、久しぶりに怖かった

        2024.05.18 ペぎんの日記#48 「歯医者さん、久しぶりに怖かった」 私は今、寝ているときだけマウスピースをして、歯の矯正をしている。今日はそれの定期検診のために歯医者さんに行ってきた。 そのとき感じた恐怖の話。 私の通っている歯医者は、そこに通う人たちから「歌う歯医者さん」と呼ばれ、慕われている。 何で「歌う歯医者」なのかというと、小さな子どもの治療をするときは歌を歌って治療の痛みを紛らわせてくれるから。 例えば大人の歯が子どもの歯に邪魔されて生えない場合、

        • ティッシュの数え方

          2024.05.17 ぺぎんの日記#47 「ティッシュの数え方」 2限と3限の間の休み時間。教室にて。 友「ティッシュ1個貸して〜」 私「ほいよ」 (ポケットティッシュをそのまま渡す) 友「あざーす」 (ポケットティッシュから1枚引き出して鼻をかむ) 私「あれ、一枚でよかったの?」 友「うん、この中の1個が欲しかった」 私「ティッシュ一枚のことあんま『1個』って言わんくない?笑」 友「えじゃあティッシュ1個って何」 (言いながらポケットティッシュを戻してくる)

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          生まれたからには生きてやる

          2024.05.16 ぺぎんの日記#46 「生まれたからには生きてやる」 学校のトイレの個室。 今まで知らなかったけど、壁に小さな文字が刻まれていたことに気が付いた。 「生まれたからには生きてやる」 おそらくそれは THE BLUE HEARTS の「ロクデナシ」から引っ張ってきたのであろう言葉。 何かもの凄く、魅力を感じた。 金属製の冷たい壁。そこに刻まれた言葉。今から37年前にリリースされた曲の歌詞。 この個室でこの文字を刻んだ人は、一体どんなことを考えていたの

          生まれたからには生きてやる

          シュレーディンガーの理科準備室

          2024.05.15 ぺぎんの日記#45 「シュレーディンガーの理科準備室」 私の学校で、代々まことしやかに囁かれている噂がある。 「理科準備室には鬼滅の刃の単行本が全巻揃っている」 話を分かりやすく書くために、登場人物である2人の先生を ・ケミス先生 ・バイオ先生 とする。もちろんこれは偽名であり、2人とも純日本人である。 ケミス先生: 化学の先生。現在も私の通う高校で勤務している。 バイオ先生: 生物の先生。2年前に異動し、今は違う高校で勤務している。つまり私はこ

          シュレーディンガーの理科準備室

          すり硝子の奥に

          2024.05.14 ぺぎんの日記#44 「すり硝子の奥に」 23:00 家族が皆寝静まるのを待って、お風呂に入る。 浴槽。 凪いだ水面を叩く。 チャポンと、くぐもった音が響く。 お風呂という空間はどこか異質。 そこだけ普段の家から独立しているみたい。 タイルの床。カビの生えた壁。プラスチックの天井。 湯気。水の匂い。温かい。 お風呂のドア。すり硝子。 その奥に、何か違う世界が広がっているように思えてならない。 普段の家じゃなくて、もっと汚くて、もっと狭くて、もっ

          すり硝子の奥に

          ◯は大きく、 ✓は小さく

          2024.05.13 ぺぎんの日記#43 「◯は大きく、✓は小さく」 私の通っている高校では小テストの際に、隣どうしで答案を交換して丸付けをする。先生の丸付けの手間を省くための仕組みだ。 どこの学校でもこのシステムなんだろうか? もし私たちだけがこんな感じなのだとしたら、先生方に信用されているということだから、それは凄く誇らしいなって思ったりする。 さて、そんな隣どうし採点。 ◯をつける分には一向に構わないのだが、問題は不正解に✓をつけるとき。 隣の人の不正解をハネるの

          ◯は大きく、 ✓は小さく

          お菓子は褒めると甘くなるのか

          2024.05.12 ぺぎんの日記#42 「お菓子は褒めると甘くなるのか」 最近流行っているという「わたしの一番かわいいところ」という曲を、恥ずかしながら今日始めて聴いた。そして、その曲の中に一つ気になるフレーズを見つけた。これである。 お菓子って、褒めると甘くなるんですか!? 気になってすぐに調べてみた。 「お菓子 褒める 甘くなる」 うーん。これといって目ぼしい情報が出てこない。ただ(真偽はさておいて)、実際に「植物にクラシックを聴かせて育てるとよく育つ」みたいな話

          お菓子は褒めると甘くなるのか

          充実するって何だろう。

          2024.05.11 ぺぎんの日記#41 「充実するって何だろう」 演劇部に所属している私。直近に公演が無いため、最近の土日はまるっと休みなことが多い。今日もその一日。いいお天気だったのだけれど、ほとんど家から出ずに過ごした。 そういう、いわゆる「何もしなかった日」 言葉にできない劣等感に胸がキュッとなるときがある。 バレー部は遠くに遠征。野球部は土日も休まず6時間練習。部活に入っていない人のInstagramのストーリーにはお出かけの写真。 みんなと私の時間軸がずれ

          充実するって何だろう。

          眠気を覚ましたかっただけだけど

          2024.05.10 ぺぎんの日記#40 「眠気を覚ましたかっただけだけど」 今日の4限目、眠くて眠くてホントにヤバくて、左手首に付けていた輪ゴムをバチン!ってやって目を覚まそうとしていた。 なぜ輪ゴムを手首に巻いていたかというと、休み時間にハリボーを食べていたから。ハリボーは袋の口にチャックがない。不便だけど、まぁそれがハリボーの良さとも言える。いくら食べても罪悪感が湧かない。 話を授業中に戻す。眠くて身体も痛みを感じにくくなっていたせいで、何回バチン!としても目が覚

          眠気を覚ましたかっただけだけど

          ごめんなさい。 ジロ・デ・イタリアのLIVEでどうしてもポガチャルを見届けたいので、今日の分の日記は日付をまたいでの更新になります。

          ごめんなさい。 ジロ・デ・イタリアのLIVEでどうしてもポガチャルを見届けたいので、今日の分の日記は日付をまたいでの更新になります。

          ピタゴラスイッチ精神

          2024.05.09 ぺぎんの日記#39 「ピタゴラスイッチ精神」 今日の学年集会は、見学旅行に向けてのアイスブレイクだった。 いくつかのミニゲームをやって温まってきたあたりで最後のゲーム、 「5人一組のチームで、A4の紙50枚のみを使い、できる限り高いタワーを作れ。」 即席の5人チームで、A4の紙の束に向き合う。 足元を固めたほうがいい。いや、軟弱でもいいからとりあえず高さ出して、それから支柱を建てようよ。それアンバランスじゃない?三角形作ったら強そう。紙足りる?待っ

          ピタゴラスイッチ精神

          頑張れコピー機

          2024.05.08 ぺぎんの日記#38 「頑張れコピー機」 私は画面で資料や文章を見るのが苦手なので、大事な文書は必ず紙媒体で確認するようにしている。 パソコンのPDFや画像データを自宅のコピー機に送る。 データを送って少しすると、コピー機の方から「ウィーン」という音が聞こえてくる。 コピー機がちゃんと動いているか確認するために少し様子を見に行く。 ウィーン。 コピー機が、トレイにある紙をセットする音。 キュッ。 インクを出す部分のモーターが作動する音。 ヴーンガ

          頑張れコピー機

          優れた理解がある

          2024.05.07 ペぎんの日記#37 「優れた理解がある」 社会科で5が付くのが嫌いだった。私は世界の一部だって分かっちゃいない。 国語で5が付くのが嫌いだった。宮沢賢治が伝えようとした世界のどれだけを、私は知れたのだろうか。 英語で5が付くのが嫌だった。スキー場で話しかけてきた外国の人をフルシカトした私。 「優れた理解がある」 成績表の5段階評価。その最高点である「5」の説明にはそう書いてあった。 社会のテストで100点を取ったって、ニュースを見るたびに目眩がする

          優れた理解がある

          バス待ちの狼少年

          2024.05.06 ペぎんの日記#36 「バス待ちの狼少年」 雨降る今日、 私バス停に立ってたの。 私の前には中学生くらいの少年。大きな傘を差している。 その少年の前にも何人か並んで、みんなバスを待っている。 私は目を瞑る。 小雨。私の折りたたみ傘に小さな雨粒が当たる。パチパチと火が爆ぜるような音。 水の音と火の音が似ているなんて不思議だな、なんて思いながら耳を澄ます。 バサバサっと、 隣で音がした。 少年があの大きな傘を、開いたり閉じたりして、傘についた水滴を

          バス待ちの狼少年