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【備忘録】2024年上半期TOP3と作品10選

2024年も折り返しの時期。
時の流れは早いなーと感じながらも、作品との出会いを思えばかなり充実した上半期でした。
そこで、この半年を振り返る為に備忘録を兼ねて記事にしました。

今年に入ってからは新作購入本数も増え、新旧やジャンルに関係なく幅広くプレイした上半期。
特にダークな作風の作品がマイブームですね。
怖いもの見たさのような好奇心で、ついついヤバいやつに手を出して頭を抱えてます。
辱やグロリョナのようなR18要素が生きる作品はやはり魅力的で、これもまた新たな楽しみって感じですね。実際ヒロインが酷い目に遭う容赦のない展開には歓喜しながら泣いてます‥‥。

さて、今回の記事はその中でも特に心に残った作品のTOP3と、これは押さえておきたいという作品を主観で10選の形式でご紹介させていただきます。もちろんネタバレはありません!

今回選んだ作品全てにネタバレ感想記事のリンクを貼りましたので、プレイ済みの方は併せてお読みいただければ幸いです。
興が乗ったのでさらにヒロインTOP5も最後に。
どうぞお付き合いください。



◾️2024年上半期TOP3

2024年上半期にプレイした作品のTOP3です。
この3作は他の作品に比べて頭二つ抜けていると思っています。それに伴い、批評空間で付けた点数もかなり上位となります。
自分の好きが詰まった珠玉の作品たちです。
(記載した批評空間の点数はPeetaro.が付けた評価点です)


★俺たちに翼はない

批評空間92点

まじでめちゃくちゃ面白かったです。
王雀孫さんの天才ぶりを思い知らされました。

俺つばの会話劇は“掛け合いの面白さ”と言うレベルではなくて異次元。
言葉の表現力と言いますか、唯一無二のセンスと言いますか。
考えるより感じろ的なパッションなんですよ。
登場人物たちが完全に生きている。

ヒロイン達の魅力も凄まじく天を突き抜けてますし、物語そのものも素晴らしい。
この先に俺つばを超える作品にどれだけ出会えるだろうかと思ってしまうほど圧倒的です。

個人的には最推しヒロインの玉泉日和子に出会えたと言う意味でも特別な作品となりました。




★さくらむすび

批評空間88点

“美しい作品”とはさくらむすびのこと。
それを知ることができただけでも価値がありました。

とにかく物語や文章があまりにも儚く美しい。
神BGM作品と言われるだけに、ピアノや弦楽器をメインとした音楽の素晴らしさは最上級。
文句なしに好きな作品でした。

この作品には物語に余白を残す美学のようなものが存在します。
この余白に触れた時に伴う感情こそ神聖不可侵な美しさで、言語化が非常に難しいもの。
作品を思い返す際の精神的な拠り所にもなり得ると思います。
だから安易に美しかったで完結させてしまうわけですが、作品を愛した方たちが発する「美しい」には、それぞれの情念が込められたような、言葉以上の何かがあるんだと思います。



★魔法少女消耗戦線 DeadΩAegis

批評空間86点

これ考えた人、天才では?

衝撃的な作品でした。
シナリオゲーと陵辱抜きゲーのハイブリッド作品ですが、どちらの要素も一切妥協無し。
宇宙の前線基地が舞台のSF設定と、尊厳を折られ兵器として消費される少女達という陵辱設定が完璧に合致しています。

ダークな世界観にマッチした音楽や文章も素晴らしく、ヒロインも健気で魅力的。
何より上田メタヲさんのCGは至高で、ビジュアルノベル作品として総合力が非常に高いと感じます。
本編クリア後はFDのプレイも必須。

ヒロインたちがかなり酷い目に遭うので人は選びますが、心を砕かれる覚悟がある方にはぜひプレイしていただきたい作品です。

今からプレイするなら本編とFDに加え追加エピソードやおまけまで網羅し、更にフルボイス化された『魔法少女消耗戦線 −Cathedral Edition− フルボイス版』が買いですよ。





◾️2024年上半期プレイした作品10選

ここではTOP3以外で、上半期にプレイした中でも好みだった作品、印象に残った作品を10作品ご紹介します。
順位は付けていませんが、敢えて言うなら『スカイコード』が特に心に残っています。

★スカイコード

心を侵す青春の光と影。
忘れられないほど心に刻まれながら、想いを受け止めきれず途方に暮れてしまう作品。
青春の光と影の切実な心情を描いています。
刺さる方はヤバいくらい刺さるはず。
2024年新作の中ではTOP候補です。



★はじめるセカイの理想論

シナリオ特化キャラゲーの優等生。
ヒロインの可愛さをメインとしつつも、芯の通ったテーマ性から生まれるシリアスが好バランスな良作です。
特にティアとハルカのルートはテーマの帰結が見事で驚きました。あと立ち絵とおぱーいの素晴らしさは感動ものです。まじで!
未プレイの方ぜひプレイを!




★死に逝く騎士、異世界に響く断末魔

強烈なほどにヤバい作品でした。
『にくにく』『まなかし』の危険で美味しいところを併せ持ち、尚且つさらに発展させた劇薬とも言える狂気に満ちていました。
しかもグルメ作品という悪趣味なセンスが最高。
魔王様が可愛いけど‥‥やっぱしんどい。
“蹂躙する”という言葉の意味を思い知る事になりますよ。
まじで頭抱えた作品です。



★アンラベル・トリガー

絶対的なエンターテイメント性をまとう良作。
単純にストーリーが面白いしテンポも良いです。
作品の懐の広さにより、誰にでも一定の面白いを確約していたと思います。
個人的にはテーマに対する答えが印象的だったので作品評価を上げるものでした。
ヒロインの魅力も高カロリー。
特にソフィアの可愛さは悶絶級なので要チェックでしょう。
気になるならプレイでOKです!



★ハピメア REGRET END

ハピメア本編と続編FDに追加エピソードを加えたFHD版。
夢という題材と不思議の国のアリスを掛け合わせ、他にはない幻想的で独創的な世界観が最大の魅力でした。
ヒロインに関しては景子と有子が卑怯なくらい可愛い。中でも極上のハーレムが展開されているのが見どころ。
ビジュアルも強いのでさすが名作って感じでした。



★鏖呪ノ嶼

これぞ呪術ミステリーの最適解。
ストイックな物語に一切の無駄なし。
呪いと縁に由来する”濃縮”された人間ドラマでした。R18ならではの表現はビジュアルノベルらしさ全部盛り。
ヒロインの可愛さより、おじさんのかっこよさが際立つハードボイルドさも魅力です。
気になるならプレイするで正解。
まじ面白いから。



★夜勤病棟リメイク

往年の名作がリメイクで蘇りました。
この作品を喩えるならどろり濃厚ピーチ味。
ストーリーはあくまで辱を進行する舞台装置の印象です。
アドベンチャー形式パートも古典ながら優秀。
快楽に堕とし悦に浸る狂気の娯楽。
これがなかなか癖になる。
欲望はどろりと甘い背徳の味でした。




★刹那にかける恋はなび

人気のKATANAシリーズ最新作。
期待通りの熱いバトルに加え、新ヒロイン撫子の魅力がこれでもか!と溢れ出ている作品でした。
個人的な見解ですが、作品の雰囲気やディレクションがとてもコンテンポラリーで、今の時代にフィットしている印象があります。
朱雀院4姉妹が出揃ったので、いつか朱雀院頂上決戦を見たいと思いを馳せてしまいますね。



★美少女万華鏡 罪と罰の少女

ロープライス作品の雄である美少女万華鏡シリーズ第四弾。
個人的にシリーズで一番好きな作品です。
八宝備仁さんの美しいビジュアルはもはや説明不用かと。
文章も知的な雰囲気で、音楽のはめ方も素晴らしいので世界観も凝っていました。
奇しくも美しい姉弟の罪。
そして背徳の先に待ち受ける罰。
シナリオ、ヒロイン、物語の締め方の全てが好みで、これこそ美少女万華鏡と思わせてくれた秀作でした。



★ONE.

名作『ONE 〜輝く季節へ〜』が25年の時を超え蘇りました。
泣きゲーの元祖と言える記念碑的な作品であり、なんともエモーショナル。
恋愛という“大切な人との絆”を根幹とし、丁寧に扱っている印象です。
「えいえんはあるよ」という有名な台詞を思うたびに、儚さが感情を支配します。
茜√の儚さや切なさ、長森の正妻感が良かったですね。
「輝く季節へ」を伴うEDの入りは神懸かっていました。
自分の中での永遠の正体はこれだけで十分です。




◾️ヒロインTOP5

2024上半期プレイした作品の中で特に好きなヒロイン5人をご紹介します。
因みに1作品1ヒロイン縛りにしました。
この縛りがなければ俺つばヒロインでTOP5が全部埋まります‥‥。


玉泉日和子
『俺たちに翼はない』

歴代でも最推しヒロインとなりました。
史上最強のツンデレヒロインです。
たまひよがもう、ほんとのほんとに可愛すぎました。何度画面の前で悶えたか分からないくらい、何もかもがツボでした。
個人的に絶対的な推しヒロインであるホワイトアルバム2の杉浦小春に並ぶヒロインとなりました。


平坂景子
『ハピメア』

恥じらう肉食系女子。
照れた姿がとにかく可愛かったですね。
ツンデレ女子に分類できるはずですが、景子のツンデレはあくまで自然体。
強気な性格なのに、好きな人を誘惑するときは女の武器を使う。
間違いなく天然の策士です。



ソフィア・ノスコーヴァ
『アンラベル・トリガー』

クーデレのお手本のような理想的なクーデレ少女。すんごく可愛い。
幼い容姿、小柄な体、そして物腰柔らかく丁寧。しかし性格は苛烈で連邦CSS長官にして中将というギャップ。
でも甘えるとアホみたいに可愛いんだなーこれが。


飯塚みのり
『魔法少女消耗戦線』

強い意志と健気さ、そして秘めたエロス。
声もビジュアルも性格も全部好きです。
作中では散々な目に遭わされて可哀想過ぎましたが、それがみのりの魅力でもありました。
綺麗なものが醜く壊れるって最高ですよ。



漆月 雫
『スカイコード』

スカイコードをプレイして感情持ってかれた原因となった少女。
オドオドしてる小動物系の可愛さ。
でも内に秘めた想いの尊さを考えるとね、どうしようもなく泣けるんですよ‥‥。





◾️最後にまとめ

今年に入ってリメイク含めた新作の購入本数が増えたので、必然的に新作からの良い出会いがたくさんありました。
それでも過去の名作は輝きを放ち、TOP3は旧作で埋まってしまいましたが、ラインナップがチートだったので致し方なし。

下半期も大体同じ感じで、新作をしっかり購入して月末と次月初は新作をプレイ、その後は積んでいる名作をプレイします。
可能ならばロープラ作品や抜◯ゲーを並走出来れば理想的なムーブになりますね。

とにかくまだ出会ってない素晴らしい作品があり過ぎて時間が足りないので、計画的に、でも義務的ではなくしっかり楽しんで、アウトプットしたい作品は感想記事を残したいと思います。

ではでは、後半戦も楽しみましょう!
お読みいただきありがとうございました。
おしまい。

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