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シューベルト『音楽に寄せて』
この間の「劇場へ行こう」でバリトン歌手のHさんが「今はまっている曲は…」と紹介してくれた曲です。作曲家シューベルトが、彼の友人の書いた詩に 飾らない、でもとっても素敵な曲をつけました。早速、歌詞の対訳を読んでみると歌詞も素敵です。
Du holde Kunst, in wieviel grauen Stunden,
Wo mich des Lebens wilder Kreis umstric
ムソルグスキー作曲 オペラ「ホヴァーンシチナ」よりモスクワ川の夜明け
冬が近くなりだんだん夜明けの時間が遅くなってきました。そろそろ通勤途中で日の出を拝むことが増えてきました。「夜明け」をテーマにした曲はたくさんあります。その中で、私が好きな曲を これから、幾つか紹介をしたいと思います。
ムソルグスキーは幾つかオペラを作曲しています。有名なのは「ボリス・ゴドゥノフ」。「ホヴァーンシチナ」は彼が残した最後のオペラ(例によって ムソルグスキーは完成させることができず、現
グスターヴ・ホルスト 1874-1934作曲 「セント・ポール組曲」
インターネット・ラジオを聴いていると、「オッ?」と思う曲! 有名な「惑星」のメロディーに似ているのだけれど、聞き慣れた「惑星」とは異なります。誰の作品だろうと思って、ステレオのパネルを見ると(インターネット・ラジオでは放送によって曲名を出してくれるところがあります♬) ホルスト本人の、「セント・ポール組曲」という作品。早速、ググって見ると以下のような経緯で作られた作品らしいです。
イングランド出
運動会のかけっこにふさわしい曲 その2
運動会の音楽の2回目です。前回は ヨハンシュトラウス2世作曲の「トリッチトラッチポルカ」や「雷鳴と電光」を紹介しました。今回は カバレフスキーが劇付随音楽として作曲したものを組曲としてまとまとめた「道化師」の第2曲「道化師のギャロップ」を紹介したいと思います。
まずはお聞きください。絶対にお聞きになったことがあると思います。
演奏は洗足学園のオーケストラの皆さんです。
この曲は ドミトリー・
運動会のかけっこにふさわしい曲 その1
9月になってもまだまだ暑い日が続いていますが、秋はすぐそこまできています。秋になると各地で運動会が開催されていましたが、今年はできそうでしょうか?
運動会の音楽というと 駆けっこの時によく流されるのは ヨハンシュトラウス2世作曲の「トリッチトラッチポルカ」とカバレフスキーが激付随音楽として作曲したものを組曲としてまとまとめた「道化師」の第2曲「道化師のギャロップ」が有名ですね。これらの曲は強烈な
パガニーニ作曲 「カンタービレ」 ニ長調 作品17番
超絶技巧の曲ばかりのパガニーニのバイオリン曲の中で、ゆったりと楽しめる名曲です。時々オクターブ超えのビッグジャンプやグリッサンドのようにスケールしていくところ、半音階でオクターブ上がり切った後に上下に「計点越えのジャンプ」をしなければならなかったりとか 演奏者にとっては油断ができない、やっぱり「パガニーニ」の曲ではあります。
有名な曲なので、インターネット上にはたを検索すると、だただ演奏を投稿し
ヴォーン・ウィリアムズ:揚げひばり
ヴォーン・ウィリアムズ作曲のこの名曲は、どこまでも牧歌的でありながら、特別なてらいがなく
、当たり前のように空間に広がり あまりに心地がよくて音楽を聴いていることを忘れてしまいそう
になってしまいます。「揚げひばり」という曲名を知っているからか 聴き始めると 目の前に広い
野原とその先に木や山が広がっている景色が広がり その中を自由に浮遊しているような感じがする
ので不思議です。
私は 最近、朝の
アルルの女「ありふれた話」
ビゼーの組曲で有名ですが 同じ原作を使って チレアも同名のオペラを作曲しています。
チレアのオペラでは なんといってもテノールの有名なアリア「ありふれた話」でしょう。
「アルルの女」というからには、アルルの女が出てくるオペラだと思っていましたが、実は「アルルの女」はお話だけで、実際には 出てこないんです。アルル地方からやってきたという女性に一目ぼれをしてしまった羊飼いの息子のフェデリーコの片想い