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映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』を見た話。

前作からず~っと楽しみにしていたコンフィデンスマンが、ついに公開された。公開初日の金曜日、私は在宅ワークでいつも通りの平日だった。お昼頃だったか、仕事が休みで家にいた夫が、「夜は子供見てるから、レイトショー見てきなよ」と提案してくれて、お言葉に甘えて駅前の映画館に行くことにした。外が寒かったので、車で映画館まで送ってくれて、終わったら迎えにも来てくれると言う。なんとも優しい。

子供ができると、やりたいことや、行きたいところがあっても、「子供いるしな~、お金もったいないしな~、時間ないしな~」などとグチグチと出来ない言い訳をしてしまうのだが、夫はいつもこうやって私の背中を押してくれる。夫も私もお互いにお一人様ができるタイプなので、どちらかが家にいて、もう一方は単独で出かけることがよくある。子供ができても、夫の人生は夫のものだし、私の人生は私のものなのだ。何事もあきらめずにやってみればよいのだ。夫は冬キャンプに行きたがっているので、今度は夫にソロキャンプを満喫してもらおう。

夫に感謝し、そんなことを考えながら映画館に到着した。


ここから先は、うっかりネタバレしてしまうかもしれないので、映画を楽しみにしている人は読まないでほしい。

この作品は、ドラマを見ていなかったので、映画第一作目のロマンス編で初めて知った。ロマンス編と二作目のプリンセス編に出演していた、三浦春馬さんと竹内結子さんが亡くなったときは本当に悲しかった。10代から大ファンだった二人だ。芸能人の訃報にここまで悲しんだことはなかった。本当に惜しまれる。今作の終盤では、名前だけだが、ジェシーとスタアの活躍が語られる部分があり、二人の勇姿を想像し、目が潤んだ。

コンフィデンスマンは詐欺師の話だ。騙し合いのバトルが繰り広げられる。いつの間にか視聴者側もみごとに騙され、最後に種明かしされる。初めてロマンス編を見たときのほどの驚きはなかったけれど、今作も、クライマックスは大興奮で、すっかり騙され、謎解きの回収部分はいつもながら面白かった。江口洋介さんが演じる赤星も、まさかの活躍をした。この展開は全く想像していなかったぞ。前作で、ダー子は赤星を「運命の人」と言っていたし、今後の展開が気になる。続編の楽しみの一つだ。

映画の公開に合わせて、TVドラマは再放送されているし、映画もAmazon Prime Videoで無料公開中だ。ドラマを見た後に、過去の映画を見返すと、脇役の登場人物の話もつながり、小ネタも随所に散りばめられていることにも気づく。そんなところも楽しい。

ドラマの再放送により、夫もコンフィデンスマンにハマったようだ。
早く夫にも映画最新作を見てほしい。赤星の話も、コックリの話もしたい。いつものようにお酒を飲みながら。