杏ジャム
本日は、ヘルパーさんの日だった。
本日、アジフライ地方は、強風で、大雨の日であったが、そんな日でも、ヘルパーさんは、自転車でやってくる。
ヘルパーさんとのお付き合いは長い。
2留した大学4年生の息子福山が小学生の時からのお付き合いである。
持病を発症してから、生活面で不便を感じていた。
自分の事はおろか、家事全般が出来なくなってしまったのである。
嫌いとか好きとかの問題ではなく、気力の問題である。
リハビリ施設で、他のメンバーと一緒に掃除をすると、掃除が出来る事に気が付く。
それで、母親に一緒に掃除をしてもらおうと、母親に頼んだが、断られた。
そこで、入院中お世話になった看護師さんと保健師さんの訪問時に、その事を相談したら、ヘルパーさんを手配してくれたのである。
ヘルパーさんとの長い月日の中で、一度、ヘルパーさんが体調不良で、別の方に変わったことがあったのであるが、その際に、いかに、いつものヘルパーさんが丁寧な仕事をするのかに気が付いたのである。
家事で一番苦手なのが、食器洗いである。
あとで洗おうと、流しに食器を置いておくと、その食器に重なるように、家族が流しに食器を置いて、積もり積もって、どこから洗えばいいのか、頭が混乱してしまう事があった。
現在は、混乱は解消されたが、流しに食器が溜まりがちで、我が家にやってきたヘルパーさんのお仕事は、まずは、食器洗いである。
その後、調理をして、ガス台などを綺麗にした後、室内を掃除するのである。
ヘルパーさんが室内の掃除機掛けをしている間、アジフライは、トイレ掃除を行うのが、習わしである。
さて、本日、ヘルパーさんが食器を洗う傍らで、アジフライは、バターを10gに切り分けていた。
ヘルパーさんが、マーガリンにジャムを載せたものは、美味しいよねとのたまう。
市販でも売っているが、マーガリンにジャムは、まさに美味である。
そこで、ヘルパーさんが、ひょんなことを言いだした。
「杏ジャムっておいしいの?」と。
杏ジャムは、アジフライの大好物であるが、近くのスーパーにはおいていないから、なかなか食べられないと言うと、ヘルパーさんは、杏ジャムを食べたことが無いとのたまう。
よく実家に泊まりに行くときに、朝食用に、杏ジャムを実家近くのスーパーで買って楽しんでいた話をした。
「杏ジャム、美味しいですよ。」と答えると、ヘルパーさんは、今度、いつも行くスーパーで買ってみると、のたまった。
「あと、カスタードも美味しいですよ。」と付け加えると、不思議そうな顔をしていた。
バターは、食べ過ぎると良くないと主治医に言われたから、先日、ジャム類を買ってきた。
今、冷蔵庫にあるのは、チョコである。
杏ジャム食べたいな~~。
いただいたサポートで美味しいものを食べて、次のnoteに活かします。