こんなふうに
始めからノリノリでいこうか
それともジャズかボサノバで
洒落た演出をして迎えようか
決めかねているロングスカートを履いたyuuki
どちらかというと濃い方の
そう
コーヒー豆の色に近い
木材でしつらえられたお店には
オニオンスープの香りが漂う。
暗闇でも見たことの無いような真っ黒な背景に
あらゆる花びらが一同に舞い上がる80号の画が掲げられて
店内に入ってクルヒトノ目を奪う。
時間いっぱいまで考えて最初のゲストを無音で迎えてしまったyuukiは
慌てて曲を奏でる
アコースティックで静かに弾いた曲は
J-POPだった
入り口で降りかかる花びらに目を見張るゲストを見た瞬間
思いついた曲
・・・♪ ・・・♪ ・・・♪ ・・・♪
「私たちは話しかけないし、ただ自由にしてもらおうね」
最初の挨拶を考えていたメンバーが決めたのはそれだけだった。
「こんにちは。どうぞ」
それだけね。
営業や勧誘は嫌いだけど、ゲストが入ってきたら何か話しかけないといけないよな。
そういう疑問から決めたこと。
その代わり
動くのが好きなtakuはフラフープの輪を落とし、その中で自由に踊る。
yuukiの音楽にノってsayaはたまに歌う。
To be continue...
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