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森本あんり著『反知性主義―アメリカが生んだ「熱病」の正体―』【読書記録】


https://twitter.com/TrumpDailyPosts/status/1750001474086830376?t=Im22kox2N0vnA1-JNgvLkA&s=19

#もしトラ が現実味を帯びてきたということで、今更森本あんり先生の『反知性主義』を読んだ。

建国のピューリタニズムから、キリスト教が土着的に変化していく様子を、主に伝道者の紹介で追っていくという内容。全体として森本先生の饒舌な語り口と紹介される伝道者の威勢の良さが合致していたため、読んでいて楽しかった。

*11月17日(金) に放送されたBS-TBS 「報道1930」

また、報道1930に出てきたトランプの起訴と支持率の向上に因果関係があるというこの図も、法という権威への対抗としての反知性主義そのものだ。

トランプ支持者の中でも、連邦議会を襲撃したり極端な支持者やDSとかQアノンとかが目立つが、福音派や地方労働者たちを含む支持者がなぜトランプに投票するのか。勉強なった。

余談だが、森本あんり先生のICUでの最終講義はとてもグッと来るものがある。反逆児的な学生時代に試験のないICUをえらび、亡き母からの洗礼を辿るという個人史。こういった過去があるから、反知性主義をこれほど明快に、面白く語れるのだぬ。



*報道1930 参考回

https://amp.tmz.com/2021/01/22/andrew-jackson-portrait-removed-oval-office-joe-biden-relatives-split-descendants/


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