Privacy by Design Lab(プライバシーバイデザインラボ)

Privacy by Designとは、技術的・組織的な側面から議論される、人間中心の…

Privacy by Design Lab(プライバシーバイデザインラボ)

Privacy by Designとは、技術的・組織的な側面から議論される、人間中心のデータ循環をデザインするための概念です。Privacy by Design Labは様々な専門家がプライバシーに取り組むための社会的機能をリリースしていきます。

マガジン

  • Privacy Talk

    • 151本

    「Privacy Talk」は、Privacy by Design Labが日本のプライバシーバイデザインの先駆けとして立ち上げた、国内外の専門家のインタビューメディアです。 デジタルツールが発展し、プライバシーが侵されることに不感症である自分たちの姿があります。私たちは、一人ひとりが意思決定をして暮らし、働くためには当事者の視点が大切になると思っています。Privacy Talkではプライバシーに取り組む人々との対話を通じて、よりよい未来をつくるための視点を収集し、国内の実践者を増やしていきたいと思います。

  • イベントコンテンツ|PDL

    Privacy by Design Labの活動内容をイベントコンテンツでお伝えします。イベントレポートではイベントの実施内容だけでなく、Privacy by Design Labが何を大切にして、どんなことを実現したいのかを発信していきます。

最近の記事

コンプライアンス対応を越えたプライバシー運用が見据える先

※このインタビューは2024年5月6日に収録されました プライバシーを保護するために技術的な新しい取り組みが進んできています。 今回は広くデジタルマーケティング分野で活躍し、現在はプライバシー保護ソリューションのスタートアップで活動するヴィヴィアンさんに、プライバシー保護に関するビジネストレンドについてお伺いしました。 前回の記事より デジタル広告とヘルスケア業界がプライバシー保護に向かう理由Vivian: 非常に大切な質問ですね。私たちのクライアントは主に広告やヘル

    • プライバシー保護技術を実装するための新しい活動

      ※このインタビューは2024年5月6日に収録されました プライバシーを保護するために技術的な新しい取り組みが進んできています。 今回は広くデジタルマーケティング分野で活躍し、現在はプライバシー保護ソリューションのスタートアップで活動するヴィヴィアンさんに、プライバシー保護に関するビジネストレンドについてお伺いしました。 Kohei: 本日もPrivacy Talkにお越し頂きありがとうございます。本日はオーストラリアからヴィヴィアンさんにお越しいただいています。ヴィヴィ

      • 未来のAI社会に向けてプライバシーバイデザインが実現すること

        ※このインタビューは2024年3月18日に収録されました テクノロジーによる自動化がより発展していく過程で、倫理的な議論がより重要になりつつあります。 今回はイタリアのローマに本部がある国際開発法機構 (IDLO) で専門家として活動されているマキシムさんに、法や哲学の観点から見るべき倫理的な視点についてお伺いしました。 未来のAI社会に向けてプライバシーバイデザインが実現することMaksim: おっしゃる通りプライバシーは我々の尊厳や人々の自律性を尊重する上で本質的な

        • 全ての人が法律で救われる社会を実現するためにできること

          ※このインタビューは2024年3月18日に収録されました テクノロジーによる自動化がより発展していく過程で、倫理的な議論がより重要になりつつあります。 今回はイタリアのローマに本部がある国際開発法機構 (IDLO) で専門家として活動されているマキシムさんに、法や哲学の観点から見るべき倫理的な視点についてお伺いしました。 全ての人が法律で救われる社会を実現するためにできることMaksim: わかりました。国際開発法機構は発展した平和や持続可能な開発機会の創出に向けた法の

        コンプライアンス対応を越えたプライバシー運用が見据える先

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        記事

          国や文化を越えた組織のあり方と多様性への挑戦

          ※このインタビューは2024年3月18日に収録されました テクノロジーによる自動化がより発展していく過程で、倫理的な議論がより重要になりつつあります。 今回はイタリアのローマに本部がある国際開発法機構 (IDLO) で専門家として活動されているマキシムさんに、法や哲学の観点から見るべき倫理的な視点についてお伺いしました。 Kohei: 皆さんこんばんは。本日もインタビューにお越し頂きありがとうございます。本日はイタリアよりマキシムさんにご参加いただいております。彼がこれ

          国や文化を越えた組織のあり方と多様性への挑戦

          倫理的な自動運転車を実現するためにはどのようなデザインが求められるか

          ※このインタビューは2024年3月27日に収録されました 自動運転を始めとした既存の産業とテクノロジーが交わるにあたり、倫理的なテクノロジー活用がより重要になりつつあります。 今回はオーストラリアのスウィンバーン工科大学で市民エンジニアリングと建設技学部門のフセイン教授に自動運転の未来と倫理的なテクノロジー利用ついてお伺いしました。 自動運転を実現するためにプライバシーやセキュリティ問題をどのように捉えるとよいかHussein: ありがとうございます。このテーマも非常に

          倫理的な自動運転車を実現するためにはどのようなデザインが求められるか

          アップル社の戦略転換から学ぶ自動運転産業への影響とは

          ※このインタビューは2024年3月27日に収録されました 自動運転を始めとした既存の産業とテクノロジーが交わるにあたり、倫理的なテクノロジー活用がより重要になりつつあります。 今回はオーストラリアのスウィンバーン工科大学で市民エンジニアリングと建設技学部門のフセイン教授に自動運転の未来と倫理的なテクノロジー利用ついてお伺いしました。 Kohei: 皆さん。こんにちは。本日はオーストラリアよりフセイン先生にお越し頂いています。フセイン先生はモビリティ分野で広く新しい取り組

          アップル社の戦略転換から学ぶ自動運転産業への影響とは

          プライバシーとアカウンタビリティが共存する未来

          ※このインタビューは2024年3月20日に収録されました 今では当たり前のソーシャルメディアも、インターネット初期にはプライバシーに配慮した機能を前提に開発されていました。 今回はインターネット初期から様々なサービスを展開し、ソーシャルメディアの走りとなるデルファイインターネットサービスを開発したヴェスさんに、ソーシャルメディアの歴史とインフラの重要性についてお伺いしました。 前回の記事より インターネット誕生からこれまでの歩みWes: まず「インターネットが壊れてし

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          国際標準を目指す上で乗り越える必要がある大きな問題

          ※このインタビューは2024年3月20日に収録されました 今では当たり前のソーシャルメディアも、インターネット初期にはプライバシーに配慮した機能を前提に開発されていました。 今回はインターネット初期から様々なサービスを展開し、ソーシャルメディアの走りとなるデルファイインターネットサービスを開発したヴェスさんに、ソーシャルメディアの歴史とインフラの重要性についてお伺いしました。 前回の記事より デジタル空間に生み出された世界初の百科事典Wes: デルファイはデジタル空間

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          ソーシャルメディアの商業化によって生まれたプライバシー問題

          ※このインタビューは2024年3月20日に収録されました 今では当たり前のソーシャルメディアも、インターネット初期にはプライバシーに配慮した機能を前提に開発されていました。 今回はインターネット初期から様々なサービスを展開し、ソーシャルメディアの走りとなるデルファイインターネットサービスを開発したヴェスさんに、ソーシャルメディアの歴史とインフラの重要性についてお伺いしました。 Kohei: 本日もPrivacy Talkにお越しいただきありがとうございます。本日は米国よ

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          テクノロジー利用者にこそ求められる倫理的なリテラシー

          ※このインタビューは2024年3月11日に収録されました 私たちのプライバシーを社会全体で守る動きと共に、表現の自由についても考える必要性が高まってきています。 今回はポーランドを拠点とする法律事務所GP Partnersでパートナーを務めるマチェさんに、これまでのデータ保護法の歴史と表現の自由を含めた権利についての考え方についてお伺いしました。 コンテンツの良し悪しを判断するための線引きMaciej: そうですね。もう一つ追加でお伝えしたいことがあります。私たちは何か

          テクノロジー利用者にこそ求められる倫理的なリテラシー

          政治的な思想信条と表現の自由を守るためにできること

          ※このインタビューは2024年3月11日に収録されました 私たちのプライバシーを社会全体で守る動きと共に、表現の自由についても考える必要性が高まってきています。 今回はポーランドを拠点とする法律事務所GP Partnersでパートナーを務めるマチェさんに、これまでのデータ保護法の歴史と表現の自由を含めた権利についての考え方についてお伺いしました。 前回の記事より 政治的な思想信条と表現の自由を守るためにできることMaciej: わかりました。このテーマについては、私が

          政治的な思想信条と表現の自由を守るためにできること

          ポーランドが抱えるデータ保護の重要性についての理解と対策のギャップ

          ※このインタビューは2024年3月11日に収録されました 私たちのプライバシーを社会全体で守る動きと共に、表現の自由についても考える必要性が高まってきています。 今回はポーランドを拠点とする法律事務所GP Partnersでパートナーを務めるマチェさんに、これまでのデータ保護法の歴史と表現の自由を含めた権利についての考え方についてお伺いしました。 前回の記事より コミュニケーションを軸とした法的サポートMaciej: ありがとうございます。私たちは広く対立軸が生まれな

          ポーランドが抱えるデータ保護の重要性についての理解と対策のギャップ

          GDPRが施行されるまでにデータプライバシーの専門家が議論していたこと

          ※このインタビューは2024年3月11日に収録されました 私たちのプライバシーを社会全体で守る動きと共に、表現の自由についても考える必要性が高まってきています。 今回はポーランドを拠点とする法律事務所GP Partnersでパートナーを務めるマチェさんに、これまでのデータ保護法の歴史と表現の自由を含めた権利についての考え方についてお伺いしました。 Kohei: 皆さん。本日はマチェさんにインタビューへお越し頂いております。マチェさんは欧州で素晴らしい弁護士のお一人です。

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          AI規制に関する議論が連邦プライバシー法に与える影響とは

          ※このインタビューは2024年3月12日に収録されました AI利用が進む米国では、包括的なプライバシー法の議論が以前より進んできています。 今回は米国シンクタンクのR Street Instituteでプライバシー及びセキュリティ調査に関わるスティーブンさんに、米国連邦プライバシー法の現在地と関連法案の今後についてお伺いしました。 前回の記事より AI規制に関する議論が連邦プライバシー法に与える影響とはSteven: 質問について少し確認させて頂きたいのですが、私が寄

          AI規制に関する議論が連邦プライバシー法に与える影響とは

          連邦プライバシー法の制定に向けたワシントンでの新しい動き

          ※このインタビューは2024年3月12日に収録されました AI利用が進む米国では、包括的なプライバシー法の議論が以前より進んできています。 今回は米国シンクタンクのR Street Instituteでプライバシー及びセキュリティ調査に関わるスティーブンさんに、米国連邦プライバシー法の現在地と関連法案の今後についてお伺いしました。 前回の記事より 米国内で議論されている子供に関連するプライバシー法の現在地とはSteven: 最近は各州や連邦レベルで子供のプライバシーに

          連邦プライバシー法の制定に向けたワシントンでの新しい動き