落ち込んだときに!観ると前向きになれるオススメ映画5選(ラブコメ寄り)
奇しくも七夕に相応しい?話題となりました。
今日は予告通り、HSP気質な方でも安心して楽しめる映画特集です!ジャンルはラブコメがメイン。
「フィクションにのめり込みすぎて辛い」
という方へ贈る、安心安全のハッピーエンド。
理不尽な暴力や悪人は出てこない優しい世界。
ご都合主義?大歓迎です。
だって疲れた心を癒したいんだもの。
自分の心を守るために必要な優しい世界に野暮なことは言わないで。
笑って泣いて、主人公の成長に勇気をもらって。
明日から自分も頑張るぞ!
そう思える有能な映画ばかり集めました。
どれも何度も見返した、元気を出したいときに頼りにしているお気に入り作品です。
※有名作ばかりなのである程度ストーリーは知っているものとして進めます。
⒈ホリデイ(2006)
いきなりクリスマス映画ですみません。
何度見ても心がほっこりする、王道ロマンティック・ラブコメディです。
ロンドンとロスを舞台に、それぞれ失恋した女性がクリスマス休暇の間だけ家を交換するという設定。
主演が超豪華なのにちゃんとその土地出身の人を選んでるのも、この作品の自然な雰囲気を作り上げてるんだろうなぁ。演技しないでもハマり役なんだろうと思わせるの凄い。
心に刺さるセリフ
たぶんこの映画を好きな人の全員が、一番心に残ったセリフとしてこのアーサーの言葉を挙げると思う。
「映画には主演女優とその友人役がいる。君は主演なのになぜ友人役をするんだ?」
この、主人公にとって気付きとなる一言が、ヒーローではなく人生経験豊かな年の離れたお友達からもたらされるのがいい。
他人軸で振り回されがちな人の心に真っ直ぐ突き刺さる一言です。
言われたアイリス(ケイト・ウィンスレット)も
「そうよね、私の人生私が主役なのに。私ったら何をやっていたのかしら」
と、当たり前のことなのにハッとします。
(ごめんなさい、セリフは確かこんな感じ、くらいのアバウトなものです)
ハリウッドの黄金期を生きた脚本家(でも今は時代に取り残され引き篭もってしまった)アーサー。お人好しのアイリスと出会ったことで、彼もまた消化するだけだった人生に前向きになっていきます。
ナンシー・マイヤー監督の映画への愛が滲み出るキャラクターとして、作中で一番輝いていました。(ジャック・ブラックさん、スルーしてごめん)
好きな場面
一方でロスからロンドンにやってきたアマンダ(キャメロン・ディアス)。地位も美貌も富もある、一見成功した女性ですがいつも心に寂しさを抱えています。
アイリスの兄(ジュード・ロウ)と予期せぬ出会いをし、美男美女のキラキラ恋愛が始まりますが、そこはやはり大人。休暇の間だけの割り切った関係、自分の領域には踏み込ませまいと、恋に溺れることがないように心を押さえつけます。
その領域をうっかり超えちゃうシーンが大好き。
会いたい気持ちを抑えきれずに家に押しかけるアマンダ。しかしそこには彼の幼い娘達もいて...。
奥さんと死別しシングルファザーとして頑張っていた彼は、ひとときの出会いにすぎないアマンダに自分の事情を明かす気はありませんでした。
結婚しない限り、どんなに深く付き合ってもいつか他人になってしまう、恋愛特有の切れやすい縁。ましてや期間限定の恋です。
娘達に合わせる気なんて最初からなかった。
それなのに娘2人は突然やって来た"パパの綺麗なお友達"に夢中になってしまいます。お化粧、香水、ドレス。憧れの素敵なお姉さんですものね。
あっという間に懐いて秘密基地にアマンダをご招待し、みんなで手を繋いで寝転び…
複雑な顔の大人2人と幸せいっぱいテンションマックスな子供達が横並びで映し出されます。
彼女の口紅に触れ「もーらい♪」と自分の唇にヌリヌリするの、本当に可愛い。
アイリスが力強く立ち直っていくポジティブな恋と、アマンダの複雑な事情はあるけど抑えきれない恋が交錯し、泣いて笑ってキュンとしながら予定調和のハッピーエンドへ向かいます。
安心して入り込める王道ラブコメなので、元気を出したいときにぜひどうぞ。
おっと、長くなってしまった。次いきます。
⒉魔法にかけられて(2007)
はいディズニーです。自分はディズニー信者ではありませんがこの映画だけは…!許してください好きなんです。ただし2は観ていません。
ディズニーの過去作へのオマージュとアンチテーゼを織り交ぜながら、しかし最後は王道ディズニーという、ディズニーの、ディズニーによる、ディズニーのための名作です!
あとミュージカルの大御所イディナ・メンゼル(アナ雪のエルサの人)を無駄遣いしている作品。まぁアナ雪につながったからいいのかしら。
ディズニー=真実の愛
自分はファンではありませんが、ディズニーの基本テーマって真実の愛ってことで合ってますよね?
この普遍的なテーマを現代に持ち込んで(異世界転移だよ!)、そんなもの幻想だよって言いながらやっぱり最後に勝つのは真実の愛。
この見せ方が上手い。
冒頭、森の中で動物達と歌い暮らすジゼル。出会ってゼロ秒で結婚を決める王子様。
ディズニーの過去作をごった煮にしたような"お約束"で出来上がったアニメーションの世界で、やはりお約束の運命の恋&真実の愛が発動します。
しかしジゼルは悪い魔女(王子の継母)に、永遠の愛なんてない世界(NY)に落とされてしまい……
なんと言うことでしょう。
世知辛い世界でもマイペースに逞しくヒロインムーブをかましていくのです!!
誰もが好きになるシーン&曲
ミュージカルであるディズニー映画音楽の立役者アラン・メンケンによる、わくわくするようなハッピーな曲に彩られて進むストーリー。
一番好きなのはセントラルパークでド派手に歌って踊りまくるシーン。That's How You Know(想いを伝えて)です。
これ、ヒロイン力炸裂の本作一番の見どころなんですが、追いかけてきた王子様との対比がいい!
新しい服を着て新しい歌を新しい男と歌うジゼル
来たままの姿で出会った時の歌を歌い続ける王子
王子は何も悪いことしてないんですが笑
異世界に馴染んで満喫しちゃってるお姫様が強すぎて笑えます。こんなの好きになっちゃうよね。
最後の舞踏会(現代で!)のシーンでは、美女と野獣を重ねた演出でキラキラのダンスが披露されます。
モダンでしっとりとしたバラードSo Close(そばにいて)に合わせて、真実の愛なんてこの世にないと思っていたバツイチヒーローが、小さな小さな声で歌に想いを乗せるのがたまらない。
この段階から涙が止まらないです笑
そして最後の鐘が鳴り響く中、真実の愛のキスで目覚めたお姫様のセリフがまた最高。
「I knew it was you」
うんうん、全員が知ってたよ!!
ジゼル役のエイミー・アダムスがプリンセスなのに30超えと批判されましたが、逆にNYで10代の恋愛を描かれる方が困りませんか?(30過ぎてお姫様できるのは才能です。可愛さの塊!)
往年のファンも大満足であろう、ディズニーエッセンスが詰まったお約束のハッピーエンド。
スーパーポジティブなジゼルに勇気をもらえる、最高のミュージカル映画です。
やばい長くなってる、次からはあっさり目で…
⒊ヘアスプレー(2007)
ミュージカル映画に抵抗がないならこちらもオススメです。なぜかジョン・トラボルタが女装して主人公のママ役になってます笑(画像左上)
ジャンルとしてはラブコメというよりもコメディ。だけど内容は差別問題と意外に真面目。
ぽっちゃりな女の子が外見に囚われずに好きなことに邁進する様子が周囲に伝播し、ポジティブな輪が広がっていきます。
ハイスクール・ミュージカルのザック・エフロンでイケメン成分を足しつつ、最後には登場人物みんなが愛しくなって自分のことも好きになれそうな作品。めっちゃ元気出ます。
⒋イエスマン(2009)
これまた前向きになりたいときに見る映画の定番ですね。コメディです。
魅力はとにかくズーイー・デシャネルのコケティッシュな可愛さ!
コメディの王者ジム・キャリーが主演ですが、やや年齢的に不自然さを感じてしまうのだけがマイナスかな。
見どころは友人宅でのハリーポッター鑑賞会に仮装して参加するシーン(そこ?)。コストコ食材でホームパーティするの超楽しそう!
みんなで賢者の石のラストシーン、ハグリッドとのお別れ(学年末で家に帰るから)を見て涙するところはハリポタファンなら共感しかないでしょう。
自分もこんな友達が欲しい!!
※ちなみに次の回は300〈スリーハンドレッド〉でした笑
ちょっと不思議ちゃんなヒロインですが、とにかく顔がいい。『(500)日のサマー』も観ちゃいました。顔がいい。ただし小悪魔が過ぎる。
脱線しました。次最後です。
⒌プラダを着た悪魔(2006)
これまたド定番の超有名作。
興味のない分野のお仕事でも、全力で取り組んで評価されるアンディが有能すぎて震えます。
最後、あっさり辞める主人公に思うことがある人も多いでしょう。ハピエンなの?と感じる人もいるかも。でもとても爽やかなエンド。
忙しさに流されなんとなくキラキラとした世界に身を置いて。でも自分にとって大切なものはそれなの?と考えたとき。
潔いアンディの選択に、だからこそミランダもニヤリとしたのだろうなぁ。
自分の心がわからなくて迷子な気分になってしまったときに観たい映画です。
◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆ ◇◆
さいごに。
「前向きな気分になりたいときに観るべき」
というくくりで、誰もが知っていそうなタイトルから5作品を選んでみました。
ラブコメに偏りがちになりましたが、どの作品も元気を出したいときに何度となく見て、それでも飽きない作品ばかり。
優しい世界で生きていきたいなぁ、なんて。
ちょっと心がお疲れ気味のときにこそオススメの映画です。
もしこれもオススメだよー、というのがありましたらぜひ教えてください⭐︎
次回、オススメの優しい世界の本です。
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