見出し画像

音楽は世界を救えない:CDの売上を全額寄付することにした理由

アーティストのPayaoと申します。ソロアーティストとして主にSNS上で楽曲を配信しています↓

5/7-5/31までのCD売上の全額を医療従事者への支援として寄付することにしました。寄付先はPeace-winds-japanです

Peace-winds-japanは小規模な診療所や介護福祉施設を含む全国の医療・福祉機関への物資支援、医療チームによる現場での直接支援等を行っている団体です。
ここから全額寄付するに至った経緯について説明します。

音楽は世界を救えない

上記のツイートが少し反響がありました。共感してくれた人も多かったのかと思います。星野源さんが「音楽は世界を救えない」、本当に震災や生活困難な状況に陥った際に音楽が政治や経済の代わりにはなり得ないという趣旨の話をしていました。この言葉にとても共感しました。だとしたら今音楽アーティストとして活動している自分には何ができるだろう?と考え始めました。

コロナ禍の中で、 StayHomeを掲げている多くの芸能人がバトンを繋ぎそれぞれのパフォーマンスを披露したり、youtubeでLive動画を配信したりと自宅で楽しめる環境が整うよう日本を盛り上げる動きがありました。エンターテイナーとして、今何をすべきか考えて即動くのはとてもいいですよね。

ただ僕の様な大きな影響力を持たないアーティストがコロナに向けて自身の曲を作ったり、ただバトンで表現するのは何か違うなと思いました。コロナを利用したただのプロモーションになってしまう気がしたし、そのためにコストをかけて新しい曲を作って、その売上を寄付するにしても、制作に掛かったコスト以下の寄付額になってしまったら「一体誰のための何なのか」わからなくなってしまいます。

そこで、「本当に世界を良くしたい」のであればマイノリティなアーティスト程、より直接的なサポートをすべきだと思いました。

今あるもので支援をする

そこで考えたのは今持っているもので支援ができないか?とうことです。大きな影響力を持てなくても、直接的に今自分が持っているもので社会に貢献する。そしてその姿を発信し、もし共感してもらえたら、同じように直接的な支援を送る人が増えるかもしれない。一つ一つは少額でもそれぞれが感化しあって「何か行動をしよう」という空気が生まれたら、もしかしたら多大な影響力を持つ芸能人より結果的には沢山の支援を医療従事者に行えるかもしれません。

世の中愚痴ばっかりの雰囲気を変えたい

寄付を始めた理由のもう一つは何か行動する人になりたかった、というのもあります。コロナの影響で政治への不満や感染者への中傷が多くありました、でもその割に事態を好転させるために自ら動いてる人は少ない気がしたんです。僕はそういった声をみて「批判的でいやだなぁ」とストレスを感じつつも特に自身では動かないでいました。

でも考えると、僕自身も結局は傍観者で「何も変えようとしていないこと」は一緒だなと思いました。だから今この場からできることをやってみる、寄付でも感謝でも、状況の把握することでもいい。自分の生活に影響がある程の大きな出来事が起きているのに、ただよく分からないけど自粛に不満を言ったりすることの違和感をどうにか無くしていきたいなと思いました。それが表現者として行うべきことだと思いました。

自分が何もできないなら、せめて行動してる人への感謝やサポートをしたいなって思った。少しでも現実を変えに行きたかった。

まだまだ続く医療従事者への負荷

コロナは収束に向かっているように見えるけれど、様々記事を見ると医療従事者への負担はまだまだ続くようです。だから余裕のある人、何か行動をしたいという人は是非寄付をお願いします。

実際の話、僕のCDは買わなくてもいいです。このnoteを読んだり僕の活動をみて、他の寄付をしてみようとか、医療現場ってどうなっているんだろうと調べるとか。「少しでも自分も行動したい」と思う人が増えてくれたら僕にとってはとてもhappyです。そしてまたこういった非常事態が起きたときに毅然とした態度で、すぐに行動ができる人が増えたら嬉しいです。

Payao

------------------------------------------------------------

もしPayaoの活動を通して寄付をする場合は下記からCDを購入ください。
5/31までの売上の全額を医療従事者の支援として寄付します。

下記がアルバムのトレイラーです。




サポート頂いたお金は楽曲制作費や活動資金に充てられます。