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ガラテヤ人への手紙 第1章
パウロの召命体験
後で詳しく述べますが、
当時は、キリスト教会の中に、ユダヤ主義者という人たちがいて、教理をめぐって、パウロと激しく対立してきました。
ユダヤ主義者たちが、パウロを攻撃する材料として使ったのが、パウロの「使徒性」でした。
つまり、パウロは生前(公生涯)のイエスに直接出会って召命(使徒職への任命)を受けていないから、使徒ではないと主張したのです。
それによって、パウロの権威
ピレモンへの手紙を読む
ピレモンとその周辺
この手紙の
差出人はパウロとテモテですが、
受取人は若干、複雑です。
ピレモンへの手紙という個人宛ての手紙ですが、
ピレモンへの手紙 1節後半〜2節 口語訳 によれば、
というように、複数の宛て名と家の教会が宛て先になっています。
この手紙に出てくる人物のうち何人かは、コロサイ人への手紙にも登場するので、当時はまだ家の教会であったコロサイ教会とその教会のメンバーも、受
ピリピ人への手紙 第3章
1章はコチラ ┃ 2章はコチラ
ピリピ人への手紙 3章1〜3節
ユダヤ主義者との戦い
1節bの「主にあって喜びなさい。」という1文は、そのすぐ後の「さきに書いたのと同じことをここで繰り返すが〜〜」以下とは切り離して、考えたほうがいいと思います。
「さきに書いたのと同じことをここで繰り返すが、それは、わたしには煩わしいことではなく、あなたがたには安全なことになる。」というのは、言うまでも
ピリピ人への手紙 第2章
第1章はコチラ
ピリピ人への手紙 2章1〜5節
分裂の危機
1章27節以降に続いて、
一致の勧めが引き続いて語られます。
パウロがこれほどまでに何度も繰り返して語るのは、ピリピ教会の信徒たちは、分裂の危機に瀕するほど、一致団結できていなかったのではないかと推察できます。
外部からの攻撃のみならず、
悪魔(サタン)は、内部を不一致によって分裂させようと仕掛けてきます。
ピリ
ピリピ人への手紙 第1章
ピリピ人への手紙 1章1節差出人
*手紙の差出人はパウロとテモテです。
そして、この2人の肩書は「キリスト・イエスのしもべ」となっています。
しもべと訳してありますが、doulosという単語は「奴隷」という意味。古代社会では普通に奴隷がいました。
しかし、現代の私たちも色々なものの奴隷になっています。言い換えれば、色々なものに縛られています。
卑近な例では、ゲームやSNSの