見出し画像

子どもとの接し方とその影響

幼児期の子供との距離の取り方に悩まれている方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

私自身も育ち盛りの幼児が家に2人いますが、子供たちがやることに対して、あれこれ口を出した方がいいのか、それとも放っておいた方がいいのか迷うことが多々あります。

親の接し方に関する論文について

気になったので調べてみると、高木真理子さんの『幼児期の親の関わりと子どもの行動-親アンケートによる探索的予備調査』に以下のような点が記載されていました。

①”思いやりのある態度を育てるには…(中略)説明的しつけがよい。説明的しつけは誘導的しつけともいい、何が起こったか事実を確認し、相手の気持ちを考えさせたり、何ができるか本人がするべきことを考える方向に誘導したりするしつけである。”

(アンケートの結果として)”親の関わりとしては、子どもと一緒に遊ぶこと、困っていたら説明する、うまくいったことを褒める、不安を感じていたら慰めるなど、関わりが多いことが、子どものことばのやり取りの発達に良い影響をもたらしていることが示された。”

②”よくないものとして、好ましくない行動を力で抑制するようなしつけや、そんな子には~をしてあげませんよと愛情除去の脅しを使うしつけがあげられている。”

自身の接し方について

まず、①の説明的しつけは一応できていそうな気はします。
ただ、幼児期は言葉による説明よりも、一緒に行動しつつ共感してあげることが大切ということですので、休日等は(酒ばっかり飲まずに)なるたけ子供たちと遊んであげたいと思います。

一方②については、正直抑圧的なしつけを多くしている自覚があります(私は神経質なので、一々干渉する傾向があります)。
部屋を散らかしたり、ご飯を中々食べないときは、声を荒げて「~しないと、~してやらんぞ!」といっていることもしばしばです。

この点は、エリック・シュミット(著)の『How Google Works: 私たちの働き方とマネジメント』にも、以下のようなことが書かれており、抑圧せずに自由にやらせることが、豊かな感性を育む上で重要なようです。

”オフィスを散らかすことが、自己表現やイノベーションの副産物であることが多く、たいていは好ましい兆候であり、抑え込もうとすると、驚くほど大きな弊害が生じる”

(元カーネギーメロン大学教授の故ランディ・パウシュ(著)『最後の授業』を引用して)”世界中の親にこう訴えている。「みなさんの子供が自室の壁に何か描きたいと言ったら、ぼくに免じて、やらせてやってください」”

家の壁にお絵描きしているのを黙ってみているのは中々に我慢が必要そうですが、この子たちの将来のために干渉はできるだけしないようにします…

干渉しすぎると、領域展開「絶対泣止無」を使ってくる

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?