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もしかして母は認知症かも?と思ったハナシ その6

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どんなケアを受ける?

ケアプランを立てる

認知症の母は【要介護1】となり、ケアマネさんとケアプランを立てる事になった。

ケアマネさんは母に会いに何度も来てくれていた。何回目からか母の笑い声まで聞こえるようになっていた。

さすがだなぁ、気難しい母が心開いてる!

相性も良かったのかな?

うまく合わせてくれてるんだろうなぁ。
ケアマネさんとの関係性って大事。
 
・さぁ、いよいよケアマネさんとの作戦会議。
٩(๑`^´๑)۶

母は自分が介護を受けるなんて思いもしてないだろうから、最初はどんなサービスをお願いしても拒否されるだろうと予想がつく。

「町の健康チェックだからということにして訪問看護さんに来てもらい、血圧などを測定してもらうのはどうでしょう?」

さすがケアマネさん、やっぱりプロ!
町の〇〇とかなら素直に受けてくれそう。これは大丈夫な気がする。

「ヘルパーさん、デイサービスなどは様子をみてからにしましょう。」

確かに。
最初からあれもこれもと無理してもしょうがない。

まずは訪問看護さんに週に一回来てもらい、血圧測定やお薬管理などをしてもらえたらありがたい。

一歩一歩。

焦らずにやってみよう。
(^_^) 

・初めての訪問

その後、訪問看護施設との契約をし、そして打ち合わをした。

介護というワードを出さず、うまくやってほしいとお願いする。

そして、いよいよ訪問看護さんが来る初日。

大丈夫かなぁ。

最初が肝心。
うまくいくと良いなぁ…。

「町の健康チェックに参りました。血圧を測らせて下さいね」

訪問看護師の方がやってきた。

打ち合わせ通りに言ってくれてる。

最初は、何?と構えていた母も、健康チェックという言葉に惹かれ、受け入れてくれた。

「体の具合はいかがですか?」

「体調は良いです。家族が支えてくれてるので。」

やはり外の人にはしっかりと受け答えするんだよなぁ。

その後、飲み忘れが多い薬は壁掛けの薬入れに仕分けして入れましょう、
血圧が高いので調味料を減らしましょうなど、
訪問看護さんによるご指導もあった。


なるほどなぁ、壁掛けの薬入れ?そんな便利な物があるんだ。 


※壁掛けの薬入れ 例

無事に初日完了。

ホッとした。

意外といける?大丈夫かも♪

・居留守

そこから数回は順調にいった。

意外と大丈夫かも!なんて思っていたら母は居留守を使う様になる。
(T_T)

やっぱりそんなに上手くはいかないよね…

私がいないと居留守を使う。

何度も訪問看護さんから携帯が鳴る。

「お母様が出てくれません」

居留守だ。

母は薄々気がついているのかなぁ。

嫌なのかなぁ。

帰ってきてなんで出なかったの?
と聞いても

誰も来なかったと言う母。

なかなか、介護サービスを受けるのって難しい、ハードルが高い。

急に他人が家に来る訳だし、

普段はしっかりしている母にとって、なんで人の世話にならなきゃいけないの?と、そんな感じなのかもしれない。

ケアマネさんから

「しばらく、居留守を使われても訪問看護だけでいきましょう。お母さまは今はまだ介護を受け入れられないと思います。様子を見ていきましょう」

と言われた。

そうだよね。

今は、このまま騙し騙しでいくしかないなと実感した。

この状態が2年くらい続いた…。

・まとめ


介護サービスで受けれるものはたくさんある。

何が母に合うのか、どんなケアが出来るのか、ケアマネさんと試行錯誤してきた。

ケアプランは同じ物は無く、その時その時で考えて選択してかなくてはならないし大袈裟にかもしれないけど人生のプランだ。

ケアマネさんは言わば同志。
とても大切な存在だ。

振り返ってみるとやはりあの頃が一番悩んだ。

7年経った今は、あの頃の苦労が嘘のよう。

喜んでデイサービスに行っている。

全てがタイミングだ。

無理をせずに、これからも進めていこうと思う。

つづきはこちら↓

https://note.com/pasteld_/n/ndbda79625980



ライター:レモンの木 さん(pastelDコミュニティメンバー)

「お姉ちゃんに任せておけば大丈夫だから」
これが母の口ぐせ。(TT)

長女の私が認知症の母と同居して7年。
家族と共に、日々、試行錯誤しながら頑張ってますが、お姉ちゃんに任せておけば大丈夫って…。

なんで私ばっかり!が本音。

たまに逃げたくなって、プチ家出してます。


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