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『30歳で400億円の負債を抱えた僕が、もう一度、起業を決意した理由』

タイトルの通り、著者の杉本宏之さんが2001年に創業した不動産会社 エスグラントコーポレーションの繁栄と転落、そして倒産・自己破産から再起までを描いた自叙伝。

当時、不動産業界で最年少の上場を果たし、華々しいデビューを果たした杉本さん。
その後も圧倒的な業績を叩き出し続け、最盛期は華やかに多数のメディアに露出されていました。

本書では、メディアや報道からでは知ることのできない、その後の転落期の裏側や、奈落からの復活の一助を担った数々の実業家・経営者とのやりとりが、鮮明に描かれています。

堀江さんやテイクアンドギブニーズの野尻さん、サイバーエージェントの藤田さん等、今をときめく実業家が沢山登場するのも面白い。


エスグラントコーポレーションの倒産劇は、株主や取引先だった企業・個人の方からするとたまったもんじゃない話ですが、同社及び杉本さんは『きな臭いイメージが強かった投資用不動産』に健全なイメージを植え付けてくれた功労者でもあります。

そんな会社が時代の波に飲み込まれてしまう波乱のストーリーは、経営者だけでなく会社勤めのサラリーマンにおいても、一読の価値があると思います。

ぜひ読んでみては。

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