【オオカミも声がわかる】オオカミは人間の声を認識できるぞ


コロラド州ディバイドにあるコロラド・ウルフ・アンド・ワイルドライフ・センター(CWWC)で行われた研究によれば、オオカミも人間の声を認識し、それに反応する能力を持っていることが明らかになりました。犬と同様に、オオカミは見知らぬ人よりも親しい人間の声を識別できるのです。

この研究は、リンカーン大学のホリー・ルート・ガッタリッジ氏を含む研究チームによって行われました。彼らはスペインの5つの動物園と野生動物公園で、24頭のハイイロオオカミを対象に実験を行いました。1歳から13歳までのオスとメスが含まれており、研究の目的はオオカミが人間の声を識別する能力をテストすることでした。

実験では、まずオオカミたちに見知らぬ人の声を聞かせました。彼らはこの声に対してあまり反応せず、慣れ親しんだものとして扱いました。次に、オオカミに飼育係の声を聞かせました。飼育係はスペイン語でオオカミに親しみを示す言葉を話しました。このとき、オオカミたちは頭を上げ、耳を立て、話し手の方を向きました。これは、犬の飼い主が話しかけると犬が反応するのと同様の行動です。

さらに、研究チームはオオカミに見知らぬ人の録音を聞かせ、その反応を観察しました。すると、オオカミたちは見知らぬ人の声には反応せず、飼育係の声にのみ反応することがわかりました。

さらに興味深いことに、飼育係がオオカミに知らない言葉を話すと、彼らは飼育係の声に反応し続けました。つまり、オオカミは単に特定の言葉を認識しているのではなく、飼育係の声そのものを認識していることが示唆されました。

この研究からは、オオカミが人間の声を識別し、親しい人間の声に反応する能力を持っていることが明らかになりました。これは、長年の品種改良の結果ではなく、オオカミが本来持っている能力であるとされています。また、この能力は私たちの種とは別の進化の道を辿ってきたオオカミにとって重要な意味を持つものであり、他の生物種との相互作用について新たな理解をもたらす可能性があるとされています。

ChatGPTで作成


中学生のころに、部活の帰り道で級友と一緒に帰っていたら、近くで犬の散歩をしている人がいて、級友が犬に向かって犬っぽい名前を大声で呼んだ。すると飼い主も振り向いたんだけど、犬もこっちに振り向いた。

これはいたずらなんだけど、この犬が振り向いたのがちょっと面白いと思った。犬はおそらく名前を呼ばれたから振り向いたのでは無くて、その声が呼ばれたような響きに似ていたから、振り向いたんじゃないかと思う。

親しい人間だったら、ある程度何を言っているかわかるだろう。「お手」や「伏せ」ができるのは、言葉がわかっているからだろうし、その言葉の音や親しい人間の声色を覚えているんだろう。

とある代議士のところにお邪魔したとき、小さな犬が飼い主のそばにいたけれど、飼い主が親戚の名前を口にすると明らかに嫌悪感をあらわにした。どうやら、その親戚はその犬にとっては嫌いな相手のようで、そのワードをきいてうなりだしたのは、素直に感心してしまった。

同じイヌ科のオオカミも知性はそれほど大差が無いだろうし、社会性だってオオカミの方があるだろう。この研究結果を見て「たしかにわかる気がする」という感想で、やはりイヌ科は人類のパートナーとして、最適な特性があるのだと改めて思った。

しかし、オオカミは人類と分かれて生き残る道を選んでいる。そんな姿になんとなく心を引かれているのは、お互いが社会を持つことで、何か共感めいたものを感じているのかなって。


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