【声を出すだけで飲酒確認】12秒間録音すればアルコール濃度を特定できるAIを開発したぞ

ずいぶん昔に飲酒検問のアルコール検査をごまかせるスプレーがあると聞いたことがある、それを検査の前に口にかけておくとうまくごまかせるらしい。当時はよく確証もない謎なアイテムが口コミで広まっていくもので、考えてみれば、スプレーごときでアルコールの検査を逃れられるわけがない。

知人から聞いた話でアルコールチェッカーに息を吐いてと言われて、息を吐いたふりをして息を吸っていたら、まんまとばれて叩かれたとか。息を吹き付けるタイプは外の空気も混じるので、もしかしたらほろ酔い程度なら交わせるかもしれない。

でも、最近のはバルーンに呼気を閉じ込めるタイプのようなので、そういうごまかしはきかなくなってしまったようだ。

ちなみに養命酒はアルコール濃度が14%あるので、おちょこ一杯でも飲酒運転になるかもしれないという。アルコールの分解能力は個人差があるので、自分自身のアルコール分解能力は覚えておくと何かと都合がいいかもしれない。


オーストラリア、ラ・トローブ大学のコンピュータ科学情報技術学科の研究チームは、12秒間録音された音声から、その人が法定アルコール濃度を超えているかどうかを判断するアルゴリズムを開発した。

アルコール検査は通常、高価な呼気分析器を使って血中アルコール濃度を測定することで識別される。高性能なアルコールチェッカーは数万から数十万するという。

今回の発表された研究は「アルコール中毒者と特定するための音声ベースの深層学習アルゴリズム(ADLAIA)」で、12秒間の会話の録音に基づいて個人の中毒状態を判定できるという。

このアルゴリズムは酔った人としらふの人の12360の音声クリップから作られたデータベースを使って開発された。その結果、ADLAIAはほろ酔い程度の飲酒状態の人間の会話をほぼ70%の制度で識別することができた。アルコール濃度がさらに高い酩酊初期状態の人間には76%の制度で識別することができた。

この研究チームはこの技術をモバイルアプリに統合することを考えており、バーやスポーツスタジアムなどでも酩酊状態を確認することが可能であるという。

70%程度だと識別精度がちょっと怪しく感じるけれど、民間レベルで酩酊レベルを図るのなら、この程度で十分かと。普段から飲んでいる人もどれくらいよっているか数値化できると飲酒の程度をかなり認知ができるようになるんじゃないかな。ひいては、飲酒運転も減少することもできるだろうと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?