【ホップがアルツハイマーに効果】ビールに使うホップがアミロイドβの蓄積をおさえるぞ

酒は百薬の長というけれど、最近の研究ではそうでもないという。ちょっとでもお酒を飲むと健康リスクが大きくなるそうな。しかし、ストレスの多い世間だから、飲んで晴らしたい憂さもあるし、飲んだら死ぬぞと言うわけでもないから、絶対に飲むなと言うのもあんまり。

ほろ酔い程度なら気分も良くなるから、メンタルが回復するので、リスクとメンタル回復の差し引きでメンタル回復が大きいなら、それを優先すればいいのは合理的な考えではある。

ただ、常飲することで長期的にはリスクが大きくなると考えると、知らず知らずに飲酒による健康リスクは上回ってしまうだろう。でも、気づいた時には大病を患ってしまう。

最近はストロングゼロが定番に見えていて、酒に飲まれているイメージがそっちに変わってきた。ビールが実は健康にいいのでは、まで思ってしまう程。


イタリア、ミラノ・ビコッカ大学の研究チームはビールに含まれるホップがアルツハイマーの原因されているアミロイドβの蓄積を防ぐ効果があることを発見した。

おさらいするとアルツハイマー型認知症は脳神経が変性して脳が萎縮する病気。高齢者の記憶喪失や性格の変化を特徴とする衰弱性の神経変性疾患。基礎となる生化学的プロセスの開始と症状の発現にタイムラグがあり、この両者の間には数年間の間隔がある。だから、気づかないうちに病気が進行しているのが、この病気のやっかいなところ。

研究チームはこのホップの中からどの化学物質がアミロイドβの蓄積を抑制するかを調べた。

醸造工程と同様の方法で、一般的な4種対のホップの抽出物を作り、その特性を調べた。これらの抽出物には抗酸化作用があり、人の神経細胞内でアミロイドβタンパク質が凝集するのを防ぐことが出来ることがわかった。

だからといって、ビールを常にがぶ飲みしろと言うことではなくて、ホップの中から抽出できれば、ビールに限らずともそういう食品が出来る可能性はある。

ビールを飲み過ぎれば、認知機能が低下するというのは誰もが知っているわけで、罪悪感の和らげるためにビールを飲む理由にするのはオススメしませんよ。


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