【ハエの脳をジャック】ハエの脳を遠隔操作することを可能にしたぞ

昆虫を操作するというアイディアはそれほど新しくなくて、日本でも研究をしているところがすでにある。

ウガンデンシスというカナブンの仲間なんだけれど、ウガンダ産の外来種。日本で見るカナブンよりも数倍大きいけれど、なかなかかっこいい。このくらいの大きさならば、センサーも背中に乗せても問題はなさそう。

昆虫の目に電気信号を送ると飛行の開始、終了を制御できたりするし、旋回も出来るようになった。小さな昆虫をコントロールして、様々なシーンで活躍が出来る可能性があるけれども、脳を支配できれば、もっと細かい仕事をさせることができる。

そんなことより、普通に鑑賞するだけでもこちらは満足だけれど。このウガンデンシスは8000円台で買えるみたい。


アメリカのライス大学の研究チームはショウジョウバエの特定の脳回路を1秒以内にリモートで活性化する技術を開発した。

ハエの脳をリモートで活性化するためには、遺伝子操作で脳の神経細胞に熱で反応するイオンチャンネルを発現させた。すると、ハエは羽を広げることが出来た。これは交尾のゼスチャーに当たるという。

ハエは電磁石の囲いの中で動き回っており、この中でナノ粒子を加熱し、ニューロンを活性化することが出来た。

この研究をしているジェイコブ・ロビンソン氏は視覚障害者の視力を回復させることが出来るかもしれないとのこと。

直接視覚野を刺激できれば、眼球を通さなくても、外の景色を認識させることが可能かもしれない。なお、この研究はDARPAが関わっているようで、この技術は脳神経の活動をトレースしたり、また、別の景色を見せることが可能である。場合によっては、強制的な思想教育だって可能になってしまう。

使い方によっては怖い技術だけれど、遅かれ早かれ、この技術を乱用する組織も現れてくるだろう。そのときはロボトミー手術よろしく、人間の思想に外科的な介入をしてはならない国際的ルールを設けるだろうけれど。


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