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ドラッカー『マネジメント』について考える

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ドラッカーのマネジメントを深く考えていきます。
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2020年4月の記事一覧

10−1:仕事と労働

あなたは何のために仕事をしていますか? こう聞かれると、一人一人異なる想いが浮かぶでしょ…

よしずみ
4年前
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9:新しい現実

ドラッカーが「マネジメント」を発表したのは1973年、肉体労働者が廃れて、代わりに知識労働者…

よしずみ
4年前
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9−3:新しい挑戦

今回の話の前に前回のnoteを振り返ります。 前回のnoteでは、 ①20世紀に起こった「肉体労働…

よしずみ
4年前
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9−2:肉体労働者の危機

「大人になったらスーツを着てサラリーマンになるんだろうな。」 私は子供の頃から、「大人と…

よしずみ
4年前
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9−1:肉体労働者から知識労働者へ

ドラッカーの「マネジメント」には「肉体労働者から知識労働者へ世の中が動いた事実」が描かれ…

よしずみ
4年前
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第2章:公的機関の成果

学校はオンライン授業の導入に苦戦している。 市役所に住所変更を連絡するときは紙で直接行か…

よしずみ
4年前
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8:公的機関成功の条件

保険も銀行も株式も、あらゆる手続きがオンライン上で完結するのが当たり前の世の中で、学校、病院、市役所などの公的機関は未だにアナログな手続きを必要とします。 公的機関が顧客の要望を満たし、成果をあげるためには何が必要なのでしょうか。 公的機関が成果を上げて成功するための条件について説明します。 ◆◆◆ 8−1:六つの規律 公的機関の成功に必要なのは、六つの規律を課すことです。 公的機関は良くも悪くも予算に依存しています。彼らにとってはより多くの予算を手に入れることこそ

8−3:行政組織

前回の続きとして、行政組織の説明をします。 行政組織と言えば、市役所や裁判所などのことで…

よしずみ
4年前
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8−2:公的機関の種類

公的機関とは、公営の学校・病院・役所・教会などです。 それらは構造上の違いから3種類に分…

よしずみ
4年前
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8−1:六つの規律

公的機関はどうすれば成果をあげることができるのでしょうか。 ドラッカー先生は六つの規律を…

よしずみ
4年前
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7:公的機関不振の原因

役所に行けば紙の書類で申請手続きをしないといけない。 企業の事務方の職員は仕事が遅く感じ…

よしずみ
4年前
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7−3:成果をあげるなかれ

役所の手続きは未だに紙中心。 学校はオンライン授業を導入しようとしない。 企業内のサービス…

よしずみ
4年前
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7−2:公的機関と企業は何が違うのか

公的機関(学校、病院、教会など)と企業の違いを説明できますか? 何となくは分かっても、論…

よしずみ
4年前
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7−1:三つの誤解

学校や病院、企業の中にある総務部やシステム部、おそらくどれも思うように成果を上げていないでしょう。それはなぜなのか説明できますか。 ①企業のようにマネジメントしていないから? ②人材がいないから? ③目的や成果が具体的でないから? こうした回答が浮かぶかもしれません。でもこの3つは全て誤解です。そもそも私たちは公的機関や企業内のサービス部門について上記のような3つの誤解をしています。 まず、これらの誤解について理解し、正しく理解しましょう。 ◆◆◆ ◆三つの誤解①企