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大学院の研究で身についた助成金申請スキル

自分が大学院で行った研究を通して身についたと思うスキルの中に助成金申請に関するものあります。研究や事業の助成金申請を行う際には助成金を申請する先(国や地方自治体など)の求める要件に対していかにこちらの能力を提示するかが求められますが、その時の情報処理の仕方は研究を行うときの考え方と似ています。

過去の助成金申請事例

自分がこらまで関わった助成金申請事例としては2件あります。これらはまだ現在進行中プロジェクトであるためまだ詳細な内容については公表できませんが少しだけ紹介させてもらいます。

①障害者支援関連研究プロジェクト

AMED 障害者

こちらはAMEDという国立研究開発法人日本医療研究開発機構(Japan Agency for Medical Research and Development)に申請したプロジェクトです。AMEDは内閣官房に健康・医療戦略室が設置されたことをきっかけにできた組織なので国全体の健康・医療に関わるようなプロジェクトに対しての支援が主となります。

自分はこのプロジェクトの企画段階から関わらせていただいた為、現在はプロジェクト研究員として個人を雇用していただいております。

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※参照 https://www.amed.go.jp/aboutus/enkaku.html

②認知機能低下に対する介入プロジェクト

神戸挑戦企業

こちらは神戸市が行っている戦略産業分野(「医療・健康・福祉」「航空・宇宙」「農業・食糧」「環境・エネルギー」)における新事業の展開に挑戦する市内中小企業を対象に行われた「神戸挑戦企業等支援補助制度」の公募に採択されたものです。神戸市は、1995年(平成7年)1月17日に発生した阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた神戸の経済を立て直すため、震災復興事業として「神戸医療産業都市構想」を始めました。そのような流れの中で医療に関わる企業を多く誘致しており、様々な助成も行っております。

このプロジェクトに関しては複数の企業で行うコンソーシアムプロジェクトとなっており、自分が経営している会社もそのグループに入れていただくことで一部の仕事を担わせていただいております。

助成金申請のコツ

この2つはそれぞれ国及び地方自治体からの助成をいただいて動かしているプロジェクトになりますが、それらには共通したコツのようなものがあります。それは「社会的な必要性」と「新規性」をミックスさせるということです。

「社会的な必要性」

「社会的な必要性」に関しては今では国連の定めているSDGsに通じているかどうかということや、助成金を出そうとしている組織や自治体において問題に感じていることは何なのかということを比較理解することにあります。孫氏の兵法においても「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」という言葉もありますが、助成金申請においてもまず相手が求めていることを深く知るということは重要なことであると思います。

「新規性」

そして相手を深く知った上でこちらの戦略を考える必要があります。助成金を出すということはやはり何か問題解決を望んでいるということであり、出したお金に見合った結果を出す必要があります。そのためにはもちろんこちらの能力を高める必要があるわけですが、まず相手を知ることで高めるべき能力が明らかになりやすいです。


何か新規事業のために助成金申請を行うことなどがあれば参考にしていただけたらと思います。

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