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ひさびさの雨とひさびさに聴いたピロウズ

 ひさびさに雨が降っている。ひさびさ過ぎて前に雨が降ったのがいつだったか全く思い出せない。それなりに降ってはいたんだろうけど、記憶の中で最後に雨が降ったのは、10月23日。神宮球場へヤクルト対中日戦を見に行った日(試合は、中日木下拓哉に勝ち越しタイムリーを打たれてヤクルト負け)。
 昔は雨の日が大好きだった。そこまで明るい性格じゃないこともあったし、雨が降ってると休日に外へ出なかったことへの罪悪感が薄れるからだ。しかし、最近はそんなこともなく、雨だとあんまりうれしくない。たぶん散歩をするようになったからだと思う。でも、近頃全く雨が降ってなかったから、たまに降ってと嬉しい。
 たまにつながりで、たまにして楽しいことが、昔聴いてたバンドの曲を聴くこと。自分の中でそんなバンドのひとつがthe pillowsで、ピロウズは中・高でめちゃくちゃ聴いてたし、ネットでメンバーを集めてコピーバンドを組んだくらいだ。そんなピロウズをひさびさに聴いた。雨が降ってるのも相まってピンときた曲が「Subhuman」、「オレンジ・フィルム・ガーデン」だった。「Subhuman」は曲の雰囲気が雨の日にぴったり。どんよりとした曇り空で、雨がしとしと降るような曲の雰囲気、めちゃめちゃ好み。この曲を聴いてるとひたすらに暗くなれそうで、それなのにそんな暗くなってる自分に酔えて良い。一方、「オレンジ・フィルム・ガーデン」は、雰囲気が切なかったり、暗かったりするような曲じゃなくて、毎晩夢に出てくる「キミ」にもてあそばれている男の子心情をそのまま表したようなメロディーだ。そんな曲がなぜか雨の日に合うと感じたかはわからない。たぶん、雨の日になにもすることがなくてボーっといろいろと考えているときの心の動きと重なるからなのかなとも思った。自分しか気にしていないようなことをあ~だこ~だ考えて、ふわふわしている気持ちに曲がうまく乗っかったのかもしれない。
 自分の中で、ピロウズはかなり中・高時代を支えてくれてたバンドなこともあって、聴くとそのころのことを思い出す。塾をさぼりまくったこと、好きな女の子にうまく気持ちを伝えられなくて嫌われちゃったこと、ジャンプが一日早く出る店を一生懸命探したこととかを。けど、きっと、今ピロウズを聴いて感じることは、そのころとは別ものだと思う。それなりに年も食って改めて聴くピロウズ、結構良いなと今回感じた。
 昔はドハマりしてたけどもう聴かなくなったバンドとか、映画とか漫画とかいろいろ、「雨だから」って言ってもう一回触れてみると違った感じ方ができて楽しいかもしれない。

最後まで読んでいただきありがとうございます!
宜しければ是非皆さんが好きなピロウズの曲や、思い出の曲などをコメントで教えてください!!

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