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5月にメリークリスマス!

そんなノリで生きていこうや。
どうも、コーシです。

現代を生きる皆さんはどの様に音楽を聴いているだろうか。
CD、スマホでサブスク、レコード、ウォークマンなど。
音楽を聴くという一つの行動をとってもあらゆる選択肢のある時代になった。

中学生の頃は、母に買ってもらったウォークマンにCDから直接音楽を録音してmそれを聴いていた。
あの作業はかなり尊いものだった。

今ではすっかりサブスクで、お気に入りのアルバムを聴くか、新しいアルバムを聴くかして、月ごとに新しくハマったり気分にあっていたりする曲をぽんぽんプレイリストに入れて、手ぶらで音楽を楽しむ時にはそのプレリストを流す。
そのプレイリストの飽きてきたら今度はまた同じように。
たまに、”現段階でのベスト盤”プレイリストを作って満足している。

そんな音楽と共にある生活を送っていたのだが、ある日私は特別感を欲した。
誰かのアルバムとか、適当にお気に入りが詰め込まれた自分のプレイリストとかでは満足できない日が来た。

ラジオを聴こうにも、今週分の好きなラジオ番組はほぼ聴き終えてしまった。
私はこれから愛犬ポンタの散歩に行かなければならない。
何かを聴きながら散歩をしたい気分なのだが、何を聴きたいのかパッとしない
”何がしたいのか分からない”という最近の不調がついに音楽にも影響を及ぼし始めたのか。

今、私は何が聴きたいのか。
真剣に自問自答する。

頭の奥からリズムが聴こえてくる。
聴き馴染みのあるメロディーも。

この曲は、この曲は。。
ビリースクワイアーの『Christmas is the time to say "I love you(クリスマスにアイラブユー)』。。。

ちょ、ストぉぉぉぉップ!!ストップ!!ストぉぉぉぉぉぉぉぉップ!!!!!

絶対に違う。今は5月の中旬じゃねぇか!
1年の中で一番クリスマスと無縁だ。
8月より無縁!
まだ8月の方が「真逆じゃねぇか!わっはっは」となるけど、5月は気まずいくらい無縁。
なんか触れるのもどうかと思うくらいの、こっちが気を使うくらい無縁。

とはいえ、聴きたい音楽は聴かないとストレスになる。

必死に戦う。
暗黙の了解を破り、己の欲望を晒すのか。

気づいた頃には私はすでに愛犬ポンタともに外に出て、『クリスマスにアイラブユー』を流していた。
もうこうもなると染まり切るしかないので、自分がクリスマススペシャルライブを演出するかのように、あらゆるアーティストの、あらゆるクリスマスの雰囲気にあった曲を選出して、ちゃんと曲順もこだわったりして、プレイリストを作りながら散歩をする。

もう正直に言う。
信じられないくらい楽しい。
多分この時、私はひざからリズムに乗っていた。

もっと暴露をすると合計3回の愛犬ポンタの散歩を経て、やっとこのプレイリストを完成させた
私は5月のうち、3時間以上、クリスマスと真剣に向き合って、クリスマススペシャルライブを作成する時間に費やした。

やはり一番の争点になったのはユーミンの『恋人がサンタクロース』をどこに持ってくるかと言うところだ。
ライブの山場と言っても過言ではない。

あともし自分がフェスかライブをプロデュースするなら星野源の『Hello Song』で締めくくりたいと言うこだわりがあった。
「いつかこの日を超える未来 笑顔で会いましょう」
そう言って、ライブを終えたい。

そして何より想像してぶち上がったのが、フィナーレだ。
みんなでジョンレノンの『Happy Xmas(War is over)』を歌うという演出。
泣けるなぁおい。


ほんと泣けるよな、20歳にもなって。
このプレイリストを作り終えた時、鳥肌が立っていたが、その原因が何か未だに分からないし、今後も決して解りたくない。

まさかビリースクワイアーもジョンレノンも5月にクリスマス曲を聴いてくる輩がいるとは思わなかっただろう。

なぜこんなことになってしまったのだろうか(何回目?人生でこのセリフ言うの)。


部屋の椅子の腰を下ろして手と足を組み、もう1人の自分をデスクの横に立たせる。

20歳になったと言う自覚がなさすぎるのだ。お前(私)には。
確かに最近、世の中に殺伐さを感じてクリスマスのような暖色を日常に欲していたのかもしれない。
しかしやっても良いことと悪いことがある。
社会の皆様が五月病と闘っている間、お前(私)はクリスマスに逃避していた

するとデスクの横に立つ自分、反論してきた。

聴きたい音楽は、聴きたいときに聴くべきだと思います。
そもそも音楽は自由なものです。
クリスマスの音楽を5月に聴こうが12月に聴こうが、個人の自由です
あと5月に失礼です。

ぐうの音も出なかった。


こんな夢まで見てしまった

もう楽しかったと認めるしかない。
5月にメリークリスマス。
すごい愉快な気分になるのでおすすめです。

あと、5月生まれの皆さま、すみませんでした。

 フクダコーシ しそとツナ缶。
 Instagram @f.kohhhhhshi_(アート投稿中!)
 Twitter @FKohhhhhshi

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