"アートシンキング"の方程式とイノベーション

「イノベーション=チームビルディング×オリジン」
これは、アートシンキングの1方程式だ。
そして、それぞれの言葉に雰囲気を纏わせると
 ・イノベーション=小さな挑戦の積み重ね 
 ・チームビルディング=心理的安全性、セーフスペース
 ・オリジン=原体験、大切な価値観
となる。このうち、イノベーションとチームビルディングについて、それぞれの要素を、本日は紐解いて行きたいと思う。
(オリジンについては、理解が進みやすくなるように、別記事で丁寧にまとめていきたい。)

<イノベーションについて>
イノベーションとは、いきなりパンデミック的に発生するものではない。音のせいか、何故かいきなり大変化がドカンっとやってくるような印象を持っている人も多いのではないか。何事も、水面下で準備が着々と勧められるものだ。
イノベーションの第一歩も、とても小さい挑戦である。挑戦を繰り返す中で結果が大きくなり、ある臨界点を超えた時に、世界が祝福するものがイノベーションである。

例えば、今私たちが料理をする時に何気なく使っている包丁も、石器時代の人間が”石と石をぶつけてみる”という行為が一番最初の小さな挑戦かもしれない。
もし、その挑戦がされなければ、我々の中に"切る"という概念は生まれておらず、ハサミやカッターなど、他にも刃を使う道具はないかもしれない。そうすると、鍛治職人という職業がないという事実だけでなく、料理や民族間の交渉などの形式も大きく異なった可能性がある。
このように、時系列に沿って考えた時に、イノベーションはとっても小さい挑戦から始まることがよくわかる。

<チームビルディングについて>
これが一番キーとなる要素なのだが、一見、何故ここにあるのかよくわからないという人もいるだろう。心理的安全性という角度から、少し考えて見て欲しい。
上で説明したように、少しの勇気から始まるイノベーションは、浮かんだアイデをまずは実践してみるところから始まる。逆に言えば、自分のアイデアを受け入れていくれる安全な場所がなければ、イノベーションの芽は出てこない。
そこで、ここでならどんなことをやって見ても大丈夫、と思える場所が必要だ。我々は教育を通じて、正解をだすことを求められる文化の中に身を置いてきた。それはつまり、"失敗は許されない"という感覚だ。これが、我々の試して見たいという好奇心を邪魔する。

そこで、大切なことは下の2つだ。
 ①どこにも"正解はない"ということを知り、自分ごと化する
 ②お互いのオリジン(大切な価値観)を理解し合い、尊重しあう

Bulldozerでは、Kaospilotで学んできたこの北欧的な文化要素を応用している。そして、圧倒的なセーフスペースを作っていくのである。

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