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インターネットで無料に慣れたなー

私たちは毎日、スマホを用いて様々なサービス・価値を受け取っています。

・グーグルで何かを調べる
・漫画を読む
・音楽を聞く
・動画を見る
など

昔はお金を払ってしか手に入れられなかったものも、今では一部ですが無料で手に入ります。
もちろん裏では広告をはじめとしてビジネスがあり、お金は動いていますが、思考停止してしまっては、どんどん無料で何かが与えられることに慣れてしまいます。

何かしらの価値と別の価値を物々交換することが当たり前だった時代にはお金は必要ありませんでした。しかし、価値と価値を媒介できるものとしての「お金」を全ての人が信用するようになったことで、お金はいかにもそれ自体に価値があるように振る舞うことになりました。そのお金に対する信用が誰にとっても絶対であるから、今の便利で高速化した経済活動が成り立っています。
しかし、無料で何か価値を享受できるようになった現代では、価値に対する対価としてお金を払うという当たり前の行為が行われず、価値の供給者と受給者という単純な二方向の関係でお金が動かないケースが増えています。


ユーザーが(一部)無料のもの

○フリーミアム(FreeとPremium)
基本無料で課金要素あり、という仕組みです。
多くのスマホゲームは無料で遊べますが、それは一部の課金者(全体の約5%ほど)が無料ユーザーが本来払うべき価値の対価分もお金を払ってくれているから、成り立っています。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/67367
他にも、漫画アプリや音楽アプリのSpotifyなどがこの仕組みを持っています。

○広告モデル
広告をアプリ内で掲載し、広告主から掲載料を貰う事で収益を上げるという仕組みです。漫画アプリや動画アプリでよく目にします。

○第三者手数料モデル
就職関連のサービスは、求職者の内定先の企業からエージェントがお金を貰う、という仕組みが多いです(主観ですが)。エージェント主体で言うと、「優秀な人を紹介するから、その人を採用するならお金をください」という形です。たくさんの企業との接点を作れるだけでなく、希望の企業への内定であったりと、サービスの価値は求職者も受け取っていますが、お金を払うのは採用する側の企業だけ、という場合が多いです。


他にもユーザーが無料の仕組みはあるかもしれませんが、私が身近で感じるのはこういったものです。基本的に無料の理由は、ユーザーの確保だったり、サービスの認知のためという場合です。


最後に

大げさですが、今は経済を回さない消費が溢れているなと感じます(見えてないだけの部分もあります)。私自身、無料で使えるサービスを日頃からかなり使っていますし、有料化してほしいわけではありません。ただ、「自分が受けた価値分の対価は惜しまず払う」という姿勢を忘れたくないなと、最近考えています。

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