ぶるぶる

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最近の記事

ナラティヴセラピー練習会

はじめに  実業高校で勤務していたたったの1年間という短い期間で、自分に失望しきって頑張ることに意義を見いだせない生徒や、言語化にも感情表現にも苦手意識があるが故に、周りに馴染むことを一切しようとしない生徒が多く居ました。まぁ実際、今の学校教育現場には、偏差値帯に関わらず環境に上手く適応できない自分を卑下しながら通う生徒は多くいます。そんな中、彼ら彼女らの自分嫌いをほぐすためにはカウンセリングの技術が必要だと思って図書館に行ったところ、ナラティヴセラピー(以下、NT)に出会い

    • 田中まさお先生の裁判資料を読んでみた

       2018年より、埼玉県を相手取って残業代の未払いを払うよう裁判で戦う田中まさお先生の裁判資料を読んでみました。田中先生は、教員の無賃残業に疑念を抱き、教員が残業代も出されずに無制限に残業をさせられている現状を後世に残してはならないとの信念から県を相手に訴訟に踏み切った素晴らしい先生です。下に田中先生の裁判資料が置かれているサイトを載せますので、原文を読まれたい方は是非。原告本人意見陳述書は3ページ程で読みやすいので、田中先生の訴訟への熱い思いは是非ご一読ください。 田中ま

      • 顧問拒否の記録

         人事希望調査に顧問を断ると書いて提出した結果を報告しようと思います。結論から言うと、条件付き顧問という立場になりました。これは顧問拒否という枠組みでは失敗となるんでしょうが、個人的には満足が行った結果なので管理職とのやり取りを簡単に共有しておきます。  最後に参考文献リストをつけておきますので、知識を身に着けたい方は是非ご覧ください。  流れとしては、人事希望調査に顧問は希望いたしませんと記述、呼び出しをくらい雑談の中でサラっと部活動はやってもらわないといけないと言われ

        • 教育現場は明らかに人手不足なのになぜ放置をされているのか。

          久しぶりのノートですわ。最近在校時間(残業時間)が45時間を超えているとのことで面談を受けたので授業クオリティを下げているせいで健康的な生活を送っています。 今思うと、校長の大事な仕事の一つである業務の管理スキル然り、在校時間オーバー教員に対する指導方法然り、管理職の”問題解決能力”のなさには失望をしてしまいますね。なんの生産性もない面談に10分も使われてしまうこちらの身にもなってほしいなぁ。 今日のトピックは、露骨に人手不足な教育現場になぜ人員増員が為されないのか、です

        ナラティヴセラピー練習会

          変形労働時間制は導入不可。

          前置き教育法規第二弾、変形労働時間制について話します。 給特法(教師の給料や残業に関する法律)が改正されて、新たな項目が2つ追加された話は以前しました。以前の記事では確か勤務時間の上限を決めるものを中心に解説をしましたが、今回はもう一つの大事な項目、変形労働時間制についての記事です。 まず、変形労働時間制というのは何かというと、 教師は学期中忙しいけど長期休暇は暇だよね、じゃあ学期中は勤務時間長くして長期休暇の間は勤務時間短くして通年での合計勤務時間は同じにするよ と

          変形労働時間制は導入不可。

          公の奴隷の教師

          部活は教師の奴隷労働によって支えられています。部活に関していえば、教師は奴隷となんの変わりがないことがわかります。 ①部活動選択権が全くない特に若手教師には指導可能な部活動を選べることは滅多にありません。ずっと副顧問として指導してきて主顧問が異動となったから来年主顧問になれる!と希望を持っている先生もいるかもしれませんが、新しく来る先生の中にあなたよりベテランでその部を指導してきた実績のある人がいれば来年も副顧問のまま。 専門じゃない部活を持つことの何が問題かについて少し

          公の奴隷の教師

          現場に改革をもたらすのは誰か。

          久々のノート更新。作ったはいいものの、なかなか書くまでに時間がかかるもんなんですね。そんな完璧な文章書きたいと思ってはいないけど書くからには、ちゃんとした参照とかも載せたほうがいいだろうとか考えちゃいます。 今回のテーマは、文部科学省と県教育委員会の力関係の話。文部科学省が県教委の上司であることはよく知られていますが、その文科が県教委に対してどれほどの力を保持しているかはあまり認知されていません。現職の教師でも知らないまま働いている人も多いでしょう。文科と教委の力関係を知れ

          現場に改革をもたらすのは誰か。

          持続可能な学校

          給特法改正によって教師の業務に、授業準備や校務分掌の仕事が加わったことによって、どんどん学校が変わってきましたね。 昔の給特法を簡単にいうと、 「教師は残業あるだろうから基本給+4%あらかじめ払うよ。いろいろ残業あるだろうけど、校長が命令として残業させられるのは次の四項目だよ。 ①校外学習とかの実習系 ②修学旅行とかの行事系 ③職員会議系 ④非常災害の時」 この給特法で大切なことは、残業代4%払っておく(毒)、けど残業命令は①~④の内容以外は出せませんよ(薬)と

          持続可能な学校

          どうして勉強をしないといけないの?

          自分の考えをつらつらと吐露する場所が欲しくなってきたのでノートを始めてみました。ウクレレも三味線も結構三日坊主気味なんですけど、果たしてこれは続くのでしょうか。ノートはお金かかんないし、どっちでもいいか。 これから自分が高校で働いて思ったことや疑問をここにまとめようと思います。教育はプロじゃなくても語れる分野なのでみんなも考えながら読んでみてくださいね。 全人類が確実に思ったことがあるだろう疑問ランキングダントツ一位。 十人十色の答え方が存在する疑問ランキングダントツ一

          どうして勉強をしないといけないの?