どうして勉強をしないといけないの?

自分の考えをつらつらと吐露する場所が欲しくなってきたのでノートを始めてみました。ウクレレも三味線も結構三日坊主気味なんですけど、果たしてこれは続くのでしょうか。ノートはお金かかんないし、どっちでもいいか。

これから自分が高校で働いて思ったことや疑問をここにまとめようと思います。教育はプロじゃなくても語れる分野なのでみんなも考えながら読んでみてくださいね。

全人類が確実に思ったことがあるだろう疑問ランキングダントツ一位。

十人十色の答え方が存在する疑問ランキングダントツ一位。

普段偉そうぶっている大人や教師が、少しだけ自信なさげに答えるであろう疑問。

どうして勉強をしないといけないの?

たまぁに生徒が私に聞いてくるんですよね、これ。知らんがな。学校の勉強なんてあんましてこなかったし。とはいえ、一応これでも教師として食いつないでいるので答えなければいけません。英語を勉強しないといけない理由はぺちゃくちゃノンストップで話せる自信はあるんですが、ほかの教科を勉強しないといけない理由はこれっぽっちも分かりません。だから、いろんな教科の人に聞いてみましたことがあったんですけど、全部釈然としない。可能性を広げるためだとかが一番多かった。

あぁ、だから俺は大学に入るまで勉強が楽しいと思えなかったのかと納得しました。

勉強しないといけない理由を聞く子たちは、勉強をすれば可能性が広がることなんて言われなくても分かっているんです。いのちが大切ってことを教わらなくても体感的に理解するのと同じように、勉強が大切なことを理解したうえで聞くんです。そんな子たちに、可能性を広げるためさだなんて言っても響くわけがない。

「あしょっかぁ!?可能性広がっちゃうんだぁ?!?!もっと早く教えてよおおおおおおおお」

こんなアホばかりであればよっぽど教師という仕事は楽になるんだけどね。

はいはい、じゃあお前はなんて答えるねんという話。私はいつも

「マジで英語以外の教科勉強する意味わかんないんだけど。」

って返してます。反面教師ですね。いくら私が社会不適合者といえ他教科の価値を一概に否定したりはしません。そのあとに続けて、自分が英語教師で言語の勉強が大好きなこと(だから英語以外は知らん)、各教科の先生はその教科が大好きな人たちだから教科ごとに話を聞きにいくべきことを伝えます。

これ聞いてる時の生徒すっげえ困ってますよ。お前がスパッと解決してくれるんとちゃうんかいって顔してます。

でも、これでいいんです。大人になっても学校がカバーする全教科を全力でやる必要なんてマジで見いだせないんですもん。それはむしろ学校が動機づけをしっかりできていないからでしょう。先生は国公立受けられなくなるよっていう脅し文句をよく使うんですが、国公立が求める全教科をバランスよくできる人材に私は当てはまらないので、こちらから願い下げです。分業やアウトソーシングの時代にバランスを求めるなんてまだ平成ですねと中指立ててやりたくなります。

題名に戻ります、どうして勉強をしないといけないのか。

しなくていいです。楽しいと思えるものを学べばいい。今みんなが学んでいることは大人が意味があると思って学ばせているものであって、絶対に必要なものではない。先生が面白いから教科にはまるもよし、教科自体が楽しいから学ぶもよし。好きだと思えるものを選んで学べばいいんです。生徒の仕事は、教科を好きになるよう努力すること。教師の仕事は教科を好きになれるよう努力すること。

まぁ私のように英語好きにはさせられるけど文法の解説がからっきしなのも考えもんだけど。



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