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ADHDつき高次脳のリハビリというか試行錯誤まとめ

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タイトル通り。
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記事一覧

『「脳コワさん」支援ガイド』【読書感想文】(後編)

『「脳コワさん」支援ガイド』【読書感想文】(後編)

前編はこちら。

開示について。https://twitter.com/pandemonic69/status/1274351979670630412?s=20

当事者性がちょっとある人の方が開示しやすい話、百万べんうなづくしかねえ。なんかこうね、自分が困るようになってから、めちゃくちゃ感度が上がったもんな、ある種の同類感知センサー。数秒でわかる。あーこれ同類さんやと思う。そしてそういう人の方が

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『「脳コワさん」支援ガイド』【読書感想文】(前編)

『「脳コワさん」支援ガイド』【読書感想文】(前編)

『「脳コワさん」支援ガイド』(鈴木大介著・グラフィックレコーディング清水淳子/医学書院)
を、読了。

読みながらTwitterにメモした内容を軸にしつつ、見返しやすいようにまとめ直した。半分はTwitterからの引用。

実は読み始めるまでにも、結構時間がかかった。https://twitter.com/pandemonic69/status/1274228067427160066?s=20

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twitterへいただいたコメントへのお返事。

鈴木大介さんへ。

はじめまして。
記事を拝見した時に、すべての登場人物に共感できるヤバい、と思ったのですが、力点を考えると、3:7で鈴木さんサイドへの共感の方が大きかったので、これははたして私の話で参考になるだろうか?と内心少し悩みました。

まともに内容に向き合ってみたところ、思いがけず長文になってしまったので、noteにまとめ直させていただきました。負担になりそうでしたら、スルーしていただい

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もういちど文章を書けるようになりたい話(前編)

もういちど文章を書けるようになりたい話(前編)

今話題の天才プログラマー氏のブログ記事を見て、
ああそういや自分にも“あった”なそんな感じのやつ。
と、思い出した。

1,上記の記事に、プログラムを論理的に思考しながら書いているわけではない、という、プログラムの自動筆記ともいうべき状態への言及がある。

これから書くのは、プログラミングの話ではないし、僕も天才ではないし、天才性どころかADHDの症状の一部への言及に他ならないのだが、なんとなく似

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もう一度文章を書けるようになりたい話(後編)

もう一度文章を書けるようになりたい話(後編)

前回までのあらすじ。

かつてのイエモリ氏には、ADHD特性の、常時勝手に流れる大量の情報と思考の洪水、そしてそれが何故かそれなりにちゃんとした文章として出力されるという、自動筆記機能がついていた。
本能的な判断と直感をいい感じに増幅するその思考の洪水は、高い自動言語化機能と相まって、発達障害傾向の人にありがちな無数のとんでもねえ欠点を補って余りあるほど、生存の役にたってきた。
ヤベー欠点もそうと

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『だから、本をちゃんと読めるようになりたいんだよ。という悪あがき』

『だから、本をちゃんと読めるようになりたいんだよ。という悪あがき』

自分の本の読み方について、少し思うところがあり、整理してみた。

本が読めない、という問題は、ここ10年以上にわたってかなりしんどい課題だったのだけれど、――というか今も継続的にしんどい問題なのだが――、『頑張って読む』は解決方法としてはかなりの悪手だぞ、ということに最近やっと気づいた。
ほんと今更なんだけど。

自分のことを、ちゃんと言語化するって大事くね?と気づいたのは、思いがけず自分の身体感

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『ADHD寄り脳コワさんによる、本を読めるようになるための悪あがき。(実践編その1)』

『ADHD寄り脳コワさんによる、本を読めるようになるための悪あがき。(実践編その1)』

これの続きみたいなもんなんだけど。

うっかり図表と指標だけ作って満足するところだった。
あぶねえあぶねえ。

前回までのあらすじ。本が思うように読めない現状を打破すべく、いかにして読む冊数を増やすか、という方向性に切り替えたイエモリ氏。
自分にとっての可読性とモチベーションが、一定以上の高さに達した本を、優先的に読んで冊数を稼ごうと考え、具体的な指標を作成する。
しかし、指標を作成したことに満足

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