涙の海でおぼれた3連休〜ありがとう名古屋オーシャンズ〜
3月19、20、21日の3連休に行われた、全日本フットサル選手権大会をもって、フットサルのシーズンが終了しました。
私が応援する名古屋オーシャンズは、立川・府中アスレティックFCに決勝戦で敗れ、準優勝。
私の推しである星翔太選手も、これで引退です。ピッチにお別れする姿を、目の前で見送ってきました。
全日本フットサル選手権大会は、Fリーグ18チーム、地域代表14チームの合計32チームによるノックアウト方式で行われます。負けたらそこでおしまい。
私が初めて名古屋オーシャンズの試合を見に行ったのも、この大会でした。その時は、まさかのF2 トルエーラ柏(現在のしながわシティ)に敗戦を喫するという衝撃の試合。その年は、名古屋を破った柏が優勝しました。
このトルエーラ柏(現在のしながわシティ)の代表は、サッカーの関東リーグ1部に所属する栃木シティFCの代表でもある大栗崇司さん。
今シーズンは入れ替え戦でボアルース長野に敗戦を喫してしまい、惜しくもF1昇格はなりませんでしたが、フットサル界で注目を集めるチームのひとつです。
やっぱり名古屋オーシャンズを見始めた1番最初の大会だから、このタイトルが欲しかった……。
前を向く名古屋の選手たちを見て「来年一緒に取りに行こう」と心に誓ったものの、フットサルを見るきっかけになった翔太選手と、最後のタイトルを取りたかったというのが本音です。
もう一緒にタイトルを取りに行くことはできないんだな……。
試合終了直後は、実感が湧きませんでしたが、2日、3日経つと実感が湧いてきます。正直これを書いている間も、涙がポロポロ出てきてしまって、なかなか筆が進まない状況です。
少々メンタルに不安を抱える私ではありますが、今日は名古屋オーシャンズを追いかけ続けた1年間の振り返りと、推しの引退を迎えた心境、来シーズンの推しについて書きたいと思います。
星翔太が引退したら、名古屋オーシャンズの試合にはいかないの? とよく聞かれますが、そのあたりも触れていこうと思います。
■応援のきっかけは異例の引退発表
私が翔太選手の存在を知ったのは、ちょうど1年前の全日本選手権の頃。
私のスポーツ観戦20年分の歴史を振り返っても、ここまで全力で追いかけた選手はいません!
何がそこまで私の行動力を掻き立てたのか。
翔太選手は、フットサルライターのしょうこさんと、アスリートのキャリアを考える配信をClubhouseというアプリ内で行っていました。私は丁度その頃、アスリートのセカンドキャリアに興味があったので、毎週その配信を聞いていました。この事が後のフットサル観戦に繋がるなんて、この時は思ってもいませんでした。
フットサル界、フットサル選手が抱える問題点について、2人で熱く語り合う姿を見て「しょうこさんと翔太選手、2人の関係者がここまで夢中になるリーグって、どんなリーグなの?」と、とても興味がそそられたのを今でもはっきりと覚えています。とにかく2人のトークから「問題は山積みだけど、フットサルが大好きだ」という気持ちが溢れ出ていました。
そして歯に衣着せぬ物言いでトークを繰り広げる翔太選手に「現役選手なのに、ここまではっきりと問題について言及してしまうの?」と驚かされたと同時に、どんな選手なんだろうと惹きつけられました。
しょうこさんとのご縁もあって、フットサル観戦のことを色々と教えてもらっている時に「名古屋はお手本のフットサルなので押さえておいて間違いないです!」とお墨付きをいただいたので、フットサル初心者の1年目は翔太選手が所属する、名古屋オーシャンズを中心に観戦をすることにしました。
ところがーー。
開幕直前に突然、今年がお別れのシーズンだということを告げられました。
翔太選手は開幕前に突如、今シーズンでの引退を発表したのです……。
翔太選手の引退発表が、私のフットサル観戦の原動力になりました。
最後の1年なら、とことん追うっきゃないでしょ!!
まさかコロナ禍でリトアニアまで、W杯をみにいくまでになるなんて、思ってもいなかったけれど……。
今シーズンはコロナ禍の真っ只中ということもあり、アスリートにとって、ファンとの別れのタイミングをいつ失うかわからない状況でした。
現に、一昨年の全日本選手権がコロナの影響で中止。その年で引退を発表した選手は、サポーターとのお別れが充分にできないまま、ピッチを後を去ることになりました。
翔太選手が引退発表を早く行った理由のひとつは、最後の1年はたくさんの人と感情を共有したい、お別れをしっかりしたいから。
選手との別れは、突然だというイメージが強く植え付けられていた私にとって、シーズンの開幕前に引退を発表するというスタイルに驚きました。
と同時に、ラストシーズンへの強い覚悟を感じ、私は今年1年名古屋オーシャンズと共に、星翔太を最後まで追うと決めました。
■21-22シーズン、私はとっても幸せでした
お別れに1年間という猶予をくれた翔太選手。
長かったようであっという間の1年。
1年間全力で追い続けるチャンスをもらえて、私はとっても幸せでした。
リーグ戦で活躍する度に「まだやれる」とか、「引退を撤回してほしい」という声がたくさん上がっていました。私が現地で観戦したW杯でも、強豪国相手に次々とゴールを決めて吠えまくる姿をみて、まだまだやれるんじゃないの? そう思いました。
名古屋オーシャンズの試合観戦数が増えるたびに、翔太選手のプレーに魅了されていく私がいました。
その度に、もっと早くフットサルに興味を持っていたら、もっと長い間追いかけることができたんじゃないのかな? と悔しく思う日もありました。
それでも、このタイミングじゃなかったら、別の人を推していたかもしれないし、引退発表の仕方も変わっていたかもしれない。もっと言えば、フットサルを見ようと思っていなかったかもしれないと考えると、何事もタイミングって大切なんだなと思います。
今はコロナ禍なので、選手とのファンサービスは原則禁止されているチームが多いですよね。
そんな中でも、ホームゲームラスト2試合は「星翔太Thanksシート」を展開し、ファンサービスを行ってくれました。
今年から応援したファンなので、ユニフォームにサインを貰うのは難しそうだなと諦めていたので、この選手シートのファンサービスは本当に嬉しかったです。
リーグ最終戦のピッチ上の記念撮影では、まさかの優勝セレモニー後に選手全員と集合写真を撮ることができました。
オーシャンズを応援して、1年目でとんでもなく贅沢な景色を見せてもらってしまったら、もうそこは大海原ではなく、深い深い沼の底。
例えクリスマスに開始5分で一発退場されてしまっても、無問題。推しの一発退場という今までにない苦い経験は、良い思い出になりました。
現役最後の大会となる全日本フットサル選手権大会。
決勝で、惜しくも立川・府中アスレティックFCに敗戦を喫し、準優勝という結果に終わってしまいました。
優勝したときの嬉しい感情だけじゃなく、タイトルを逃した悔しさも、味あわせてくれた翔太選手。
これから先どんなに強く願っても、翔太選手と一緒にタイトルを取りにいけることもなければ、一緒にタイトルを逃すこともできません。
そう考えると、タイトルを逃した悔しい感情も大切にしようと思えたし、今年1年フットサルを通じて沢山感情を揺さぶってもらったおかげで、本当に楽しい1年でした。
絶対王者の異名を持つ名古屋オーシャンズ。
勝って当たり前、タイトルをとって当たり前というプレッシャーにさらされ続けながらも、結果を残し続ける選手たち。かかっているプレッシャーの重さは、私たちには想像することしかできないけれど、背負っているものの重さが伝わる大会直後のツイート。
翔太選手はフットサル選手として、悔いなく現役生活を終えられましたか?
翔太選手が綴るほし日記にどんなことが書かれるのか、今から楽しみです。
■新しい推しは……?
「翔太がいなくなったから、名古屋には来なくなっちゃうの?」
「マスコットの力を使えば、五十嵐さんを引き抜けるのでは?」
「弟の龍太が移籍したから、近場のフウガに通うのでは?」
来シーズンについて聞かれることが多く、五十嵐メイの名古屋推しは星翔太ないし、星兄弟ありきだと思われつつあります。
うふふ。とっても悩みました。来シーズンはどうするのか。
来シーズン、五十嵐メイは○○に通うことをここに宣言します!
さて、どこに通うでしょうか?
以下有料記事になります。
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