戦国の城と守り

しんしんと肺碧きまで海の旅 篠原鳳作

篠原鳳作は、芝不器男と同じ俳句雑誌「天の川」で活躍した俳人だ。不器男の「あなたなる夜雨の葛のあなたかな」の句碑が松野町に建立された頃、鹿児島県長崎鼻では、この「しんしんと」を含む篠原鳳作の3句が書かれた句碑が建立された。(俳句を冒険する『çava!創刊号参照』)

さて、鳳作は海の旅であったが山の旅のご提案。四万十源流の秋を楽しみに来ませんか?実は、【戦国の城と守りー戦国時代の武器・武具を比較する!ー】が9月28日(土)から12月8日(日)まで不器男記念館で開催されています。愛媛県松野町には県内最大規模の山城「河後森城」があり、河後森城で発掘された出土品を見ることができる!だけでなく!!

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道後にある湯築城、今治の能島城の出土品と比較することができる特別展です。注目したいのは鉄の鏃(矢の先)。河後森城で発掘されたものは県内でも大型で予土国境を守る重要な城だったので敵を倒すために殺傷能力を高めていたのかも・・・(こわっ)

現世には武士は現れませんが特別展が行われる不器男記念館の目の前に河後森城があり、1時間もあれば登れるのでちょうど良いハイキングコースです。ハイキングを楽しんで、不器男記念館で戦国の武器を眺め、日本で二箇所しかない駅舎の上にある「ぽっぽ温泉」に浸かり、松野町の地酒「野武士」を買って帰る秋の旅はいかがでしょうか。

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