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シンガポールからできること

震災発生

東日本大震災発生から10年が経ちました。震災当時、主人と私は日本で起業し、近所のモスバーガーで昼食を食べていました。建物が揺れて、慌てて当時1歳5ヶ月の娘を保育園に迎えに来ました。

子供たちは押しぐるまに入れられて公園に連れてこられて大泣きしていたこと、余震が怖かったことを思い出します。その後、家族でシンガポールに視察に来て、シンガポールの安全さ、教育レベルの高さを実感しました。

シンガポール移住

シンガポールへは出張ベースで何回か来ていましたが、2013年の夏に母子で移住しました。主人は日本での仕事があるので、頻繁に日本とシンガポールを往復していました。

私はシンガポールで会社を立ち上げ、娘はインターナショナルスクールに通い、暖かな気候の中、大好きなスポーツをしながらのびのびと過ごしていました。

シンガポールでの仕事の比重が大きくなり、信頼できるパートナーも見つかり、主人もシンガポールで仕事をすることが多くなりました。2017年にはこちらで息子も生まれました。

教育分野でのボランティア

新卒からずっと金融業界で働いていますが、数年前に母を亡くしたことで、自分が前から興味があった教育業界で何かできないかと考え始めました。

コロナの前からオンラインで教育関連のお手伝いをする機会がありましたが、方針が急に変わったり、無駄な仕事ややりとりが多かったり、本筋と関係のないこだわりに左右されたりと良い思い出がありませんでした。

コロナ発生

コロナのため、娘はオンライン授業を余儀なくされ、さらにシンガポールでロックダウンが始まり、4月初旬〜6月初旬まで買い物と運動以外に外出が禁止になりました。

日本でZOOMを使ったオンライン塾が盛んになり、娘は日本の子供たちと話ができるのが楽しく、喜んで参加していました。シンガポールのロックダウンは徐々に解除されましたが、夏休みに日本に帰省出来ず、スポーツや友達と遊ぶことも制限されていました。

オンラインイベント企画

そんな中、シンニホンのアンバサダー講座を受け、他のメンバーの力を借りながら、子供向けのオンラインイベントを企画し始めました。下記は他のアンバサダーの私の他己紹介です。

会社経営をしながら、二人の子どものお母さんをしながら、誰よりもアクティブにコトを進めていく。
そのスピード感と実現力に圧倒されるが『こういう活動は趣味なんです!』と言えてしまう。カッコいい女性。
純粋に人生を楽しむコトを、力むことなく地でいく大人。
議論の際に、さとみさんから出る一言は『自分たちは日本を内側から見ることに偏ってる』というコトに気づかせてくれる。
誰かが偉いとかダメだとかいう話ではなく、すべての人が新しい可能性を持っているということを改めて教えてもらった。

プラン・フレンズさんと一緒に行った開発教育ワークショップを始まりに、10歳以上向け『シン・ニホン』討議会を全5回シーリズを行い、毎回20名〜30名の子供たちがZOOMで参加しました。リピーターが多く、総勢60-70人の子が参加しました。

イベントではZOOMのブレイクアウトルームを使い、子供3-4名に対して1人のファシリテーターが入り、少人数のグループで子供たちの発言を促します。

毎回のイベントで5−8名のファシリテーターが必要で、イベント毎にお手伝いを依頼し、25名以上のボランティアの方にお手伝い頂きました。

シンガポールから出来ること、今計画しているイベントは2つあります。

高校生『シン・ニホン』イベント

春休み 高校生『シン・ニホン』イベントです。参加メンバーを見ていると、この子たちが繋がったら化学反応がおきて、面白い議論が沢山生まれると思います。

参加者40名、20名のファシリテーターがサポートします。『シン・ニホン』は、ビジネス書グランプリ2021 総合グランプリ受賞、15万部突破した本で内容が素晴らしいのですが、『シン・ニホン』をもとに集まった高校生が感度と熱量、さらにはアカデミックレベルが高い高校生が多いです。

北は北海道、南は沖縄県から応募がありました。オンラインを使えば、色々な学校の高校生と議論し仲良くなれるのは、本当に素晴らしい時代だなと思います。

御三家の進学校、早慶など大学付属高校、N高などの通信制高校、私立校、公立校、高専、インターナショナルスクールなど多様な学校に通う高校生が参加する予定です。3月12日〆切です。

10歳以上向けスタンフォードd.schoolイベント

もう一つは小/中学生向けスタンフォードd.school仕込みのデザイン思考ワークショップです。問題解決に効果的なデザイン思考について学び、子供たちにクリエイティブな思考を見につけてもらいたいという思いから企画しました。

Stanford 大学のAI Labで客員研究員だったゆうさんと一緒に内容を考えていますが、みんなが嫌がる身近な事例を紹介し、より快適な方法について3-4名のグループで話し、プロットタイプを描いてもらいます。

すでに26名のお申し込みがありますが、ファシリテーターを増やしたのであと数人ご参加可能です。

https://designthinking-kids.carrd.co/

こんなイベントをしたい!という私の突飛なアイデアを面白いと言ってお手伝いや告知してくれる友人や知人たちは本当に有難いと思っています。毎回色々な打ち手やアイデアをオンラインで議論し、Slackで報告しながらイベントを進めていくのも楽しいです。

日本とシンガポールで富裕層向けにファミリーオフィスを運営しています。海外教育やシンガポールについての記事を書いています。また、小学生〜高校生向けのイベントや学校への寄付を積極的に行っています。

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