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【8月23日】取り立てて特徴のない18才フリーターと、彼の日記 「とりとめなく②」

頭に浮かんだことすべてを文字にして残すことができれば。

何年後かにそれを見た時、何を思うだろうか。想像すると楽しい。しかし当然、そんなことは無理なわけだ。
思考というのは瞬間的に浮かび、瞬間的に消えていくもの。文字というのは正確な伝達と記録を可能にした人類の英知。
思考は、「捉えられる」ことを嫌うが故に文字との交わりを嫌うのか。



今オレは何かに熱中しているだろうか。今、熱中している事、しいて言えばバイトだろう。でもバイトというのは、基本的にお金のためにやっている。つまり、オレが熱中していることは金を稼ぐことということになるのか。
まぁ、それもアリだろう。

ただ、熱中するならばトコトンやるべきである。体の動く限り、時間のある限り働いて金を稼いで、金を貯めるのだ。
オレの考えでは、金を稼ぎ貯めることと、金を使わないことはほぼ同義だ。だから今は、トコトン節約して金をケチっているのである。



オレは、常に子どものようでありたいと思っていた。いつまででも成長期。
いろんなものに感動し吸収する。よく遊び、よく学ぶ。よく考え、よく見て、よく聞く。
ずっとそんな風に生きていたい。

でももしかして、実はそう思いたいだけなのかも知れん。本当のオレは、もう子どもでいられなくなっていて、それでいて大人になるのを嫌がっているだけなのかも知れん。無邪気なフリして、本当は冷たく嘲笑っているだけなのかも。

事実、今本当に熱中できているものなんて無くないか?
いろんなものに興味を持つのもすべてフリ、いや演技をしているのかも知れない。演技をして、当事者を回避している。

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