【7月31日】取り立てて特徴のない18才フリーターと、彼の日記　「aiko」

今日はいっぱい発見をした。女心についてだ。

小麦屋のバイト終わりに休憩室で、ミユさんと長江（女）さんと一緒にお喋りをしていた。
女の人というのは本当に変わった生き物だ（男と比べて）。乱暴な一般論だけど、やっぱり男と女の間には、考え方の違い、意識することの違いが大いにあるということがわかった。特に恋愛に関してだ。

女の子はラインが大好きだ。彼氏とは毎日ラインをするらしい。
「オヤスミ」とラインして「おはよう」とラインする、そんな感じで一日中ラインしているらしい。そこで半日も返事をしないだけで、彼女はすっごく不安に思うという。
ミユさんはバイト中、昨日の夜から彼氏の返事がないとずっと言っていた。昨日の夜ってまだ一日も経ってないやん、と思ったけど、ミユさんはそのことを最低5回はオレに言っていた。

どうやら女の子は、常に自分のことを考えてほしいと思うらしい。長江さんなんかは、スタンプでも「あ」の一文字でもいいから送ってほしいといっていた。自分のことを考えてくれたという証拠になるからだそうだ。考えるといってもこの場合、「頭に浮かぶ」程度のことだが。

そんな話をしていた矢先、ミユさんの彼氏から返事がきた。
ミウさんは通知を見て歓声を上げたのも束の間、その返事があまりにあっけらかんとしていたことに対して非常に機嫌を損ねていた。
いや正直めちゃ驚いた。さっきまで「どんなラインでも送ってくれるだけで嬉しい」と話していた直後、いまはラインの内容に不満をあらわにするミユさん。さっきの話は何？とオレは問いたい。

でも、文句を言いながらも実はミユさんはすごく嬉しかったんだろう。そんなの顔を見たらすぐに、わかる。そのあと速攻で返事を送っていたのは言うまでもない。
返事にはハートが大量に入っていた。

なるほど、恋をしている女の人というのはこういうもんなんだな。好きな人だから不安になるし、不満もあるし、好きな人だからすごく嬉しい。恋に生きるってこういう感じかぁ、と思った。

話の中で、とても具体的にタメになることもあった。長江さんが言っていた。女心が知りたければ aiko を聴け！とのこと。曰く、aiko は全ての女心をうたっている！らしい。

よし、今日から毎日聴こう。