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【体験談】ストレスで病気になった⑦【自分らしく生きたい】

⑥のつづきです。https://note.com/pajamas_de_alive/n/nb0d767e525ee

この記事はあくまで個人の体験談です。症状や経過については個人差があります。また、医療関係者による監修は入っておりません。ご了承ください※

エネルギーを前借りしている!?

会社という組織で13年やってきました。毎日疲れきっていても何とかなっていました。いや、無理やり何とかさせていました。でも、そうも言っていられない状態になり、やっと自分と向き合いはじめました。
毎日同じ時間に床に足がつかない満員電車で出勤して、ガヤガヤイライラした環境でマルチタスクに追われ、人に合わせた役割を真面目に演じ、寝るだけのために家に帰るという状態が、ストレスになっていることに気がつきました。

組織人として適応して立ち回ることはできていたけれど、自分を抑え込んでいたためストレスフルでした。

働く自分が好きだったのは事実。でもそれは、歪んだ思考による過剰さが含まれていました。

カウンセラーさんが言うには『欠勤が増えていった頃は、体調不良なのに無理して体力気力を”未来の自分”から前借りしている状態』でした。そりゃ、後退していく一方だわな。

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この体が死んでしまわないように、命をつなぎとめるために、無理やりにでも体を動かさなくさせる脳。「働き方、考え方、直しなさいよ」って言ってる気がします。

休んで前借りを返そう。それでやっと、スタートラインに立てるのかもしれません。

自分らしく生きたい

思えば、環境に過剰に適応して生きてきたことで、いろんな人にいいように使われてきました。人のためになることを真面目に遂行するのが自分の価値だと思っていました。嫌なことも我慢してやる、それはいつか報われる、結果的には自分のためになる… そう信じようとしていました。

でも、我慢にも限界がある。結局、気力も体力もすり減ってしまいました。

「今の仕事、やりがいあるでしょ?」

ある日、上司の何気ない一言に、反射的にわたしの本心が出てしまったことがありました。
「そんなの、まったく感じてません(怒)」

”いつもの真面目なわたし”なら「そうですね。たいへんですけど、そのぶん勉強にもなりますし、達成感もあって、やりがいありますね」って答えます。上司はそう言う答えが返ってくるものと思って聞いている。いつもなら真面目に相手の望む役割を演じてみせます。しかしこのときは、病気の沼に腰くらいまで浸かっていたのでしょう。過剰適応のわたしは現れませんでした。
わたしの本心に、上司の口からは「........ え ....」という一文字しか発せられませんでした。

病気になって気づいた、わたしの本心。今まで固く固く蓋を閉めて、押し入れの奥にしまい込んでました。
わたしはわたしらしく、自分の人生を生きたい。他人の人生の歯車としての人生ではなく、わたしが主役のわたしの人生を。自分のためになることが結果、人のためになればいい。頓智と、したたかさでもって生きたい。

あぁ。こんなふうになるとは思ってもみなかった。

やっと目が覚めましたね。おはよう、わたし。

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病気になってから3年経ちました。

回復までまだ時間がかかると思いますが、焦らずじっくりと自分を労わってあげようと思います。

そこでわたしは、環境を自分に合わせる方向でまずはやってみて、とことん、自分の本心に向き合う時間を取ろうと思いました。過剰適応は手強そうなので、少しずつかわし身の技を身につけたいものです。目標です。

本当のわたし。それは… ひとりの時間が好き。部屋に籠ってパジャマで1日過ごしているときが1番幸せ。

過剰適応について興味のある方、自分も当てはまるのかも?という方は、下記を参考にされてみてははいかがでしょう。

(おわり)

読んでくださって、ありがとうございました。
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