オープン就労したよ
半年以上前に、オープン就労かクローズ就労か悩んでいる、と記事を書いたような気がします。
なんだかんだでオープン就労に決めて。約4ヶ月は全集中の就活して。このたび就職いたしました。ブランクが何年だ? 久々の労働です。多くの方々のお力添えで、素敵なご縁をいただくことができました。感謝です。
前職を退職した頃、組織人向いてないわと思って在宅ワークの可能性を探りながら文章書いてたパジャマで暮らしたい人間が、紆余曲折あって結局会社に行ってるんだから、人生っておもしろいですよね。
⭐︎
さて、今回の就活を振り返ると…
前提、私は健常者として2回就職活動をしました(新卒と第ニ新卒。)履歴書と職務経歴書の書き方は理解していましたし、面接のパターンもだいたい把握していました。
しかし。40歳を前に障害者手帳を取得して、障害者雇用枠で就活するというのは初めてでした。オープン用の履歴書には志望動機、経歴、自己PRのほか、「自分の特性について」書く必要がありまして(履歴書に書く、就労パスポートを作成する等。)
▼厚生労働省 就労パスポートのページ
具体的に書くことは、例えば、
診断名
発症の経緯
どういう状況でどんな症状が出るのか(体と心の両面から)
症状が出ないように普段からどのような対策をしているか。症状が出た場合どのように対処するのか(自己対応ができているのか)
現在、体調は安定しているか(勤怠の安定)
会社に求める合理的配慮。症状が出た場合、周囲はどう対処すればよいか
など。
私は、わからん! どうすれば! いいのやら!と、うんうん唸りながら相談し、書き直し、自己分析・理解、自己受容を必死にやってました。
健常者のときの就活も大変でしたが、今回はさらに精神のえぐられっぷりが凄かったです。
自己分析とは、過去のツライ記憶を思い出すことでもあるので、それだけでもクル。受容していれば、ある程度客観的に説明できるようになるんですが… 自分の弱い心の奥の奥をさらけ出す、そんな期間でした。怒りや悲しみが溢れてくるので、しんどかった。面接中、こみ上げる思いで何度言葉が詰まったり、泣きそうになったことか(実際、泣いたこともあったなあ)
特性からくる困りごとには就活中に何度も対峙して、ストレスでご飯が食べられなくなって、やつれた顔して主治医に相談してました(体重3kg減った。でも、今は大丈夫('ω')メッチャ タベテル 3kgスグモドル)
採用する側からしたら、特性によることがいろいろ心配だから、細かく聞きたいよね。わかる、わかる。だからか、面接には毎回1時間弱かかりました。体力使いますな、採用する方もされる方も。面接3回するところももちろんあるので、そのたびに同じことを繰り返し説明して。さらに、インターンもあったりで、やっとの思い… !
面接の前、書類選考だってさぁ… 障害者雇用の通過率は10%くらいって噂も耳にします。普通に厳しいですよね。途中で挫けるって… 実際、挫けかけた中年がここにいますよ! でも、なんとかなったので、よかったと言えます、今なら。自分への頑張ったねご褒美は何にしようかな。
最終面接後にお祈りメールをいただくこともあり、ラブコールを辞退することもあり。内定受諾も、本当にこれで良いのかと悩みました。人生の折り返し。そして、中年の危機と言われる年齢ゆえかな?
考えることは多方面にあっても、まずは、健康でいることが最優先でございます。過剰適応を繰り返さないように、自分の本当の感情を見つめて、それを否定しないように。無理せず過ごしていきたいです。