哲学: パタンをとらえる
『混沌としたものの中から形が現れてくるときにその形をパタンという。』(渡辺慧)
日常生活では、「分類化する」という使い方と似ている。
「あの人はね…」という推論は経験から人間のパタンを見つけ出し分類化したものだ。
そのことから何がいえるかというと、自分の対処行動や態度が決まる。
パタンを探すのは環境に適応しようとする働きのひとつだといえる。
日常においてもパタンを読み取ろうとしていることは多い。
たとえば人や車の混雑する時間や時期を探り、そのパタンを見つけ出して、自分に都合の良い対処を考える。
これはほぼ無意識に行っている。直感に頼ることがほとんどだ。
しかし、直感だけに頼るよりも訓練することでその精度は上がる。
どう考えるかを鍛えるのだ。
そうすればうまく生きていくパタンを見つけることができるはずだ。
考えることを考えることは、使い方によっては生きることに貢献することもあるのだ。
ぼくは日々そういったものを探している。