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健康: 脳血管障害の予防のこと

ぼくはここ15年、脳血管障害の予防について実践研究している。

父親が脳血管障害に陥り大変だった経験から、何とかならないのだろうかと始めた。
ぼくと関連する人には、できることなら経験してほしくないのだ。

今のところ、メンテナンスケアを実践している人で一人も障害を起こした人はいない。認知症もいない。

認知症と脳血管障害との関連は強いことから、脳血管障害の予防は認知症の予防にも直結する。

認知症についてよく言われるのが「ボケたら自分はわからないからどうでもいいわ」という話だ。
人の迷惑など知らん!ということだ。本当にそれでいいのだろうか。

ま、いいのだろう。

ぼくはそういった人を相手にしているわけではない。

自分を実験台にしてでも他者に貢献しようとする人と仲良くするのだ。
利己的でもなく利他的でもなく「互恵的」を理解できる人たちのことだ。

脳血管障害を防ぐには動脈硬化に注目しなければならない。
そして、血圧は116/76あたりを維持することだ。それはそれほど難しくない。
70歳を過ぎてもこの数字を維持できるなら高い確率で脳血管障害を防ぐだろう。

脳血管障害は自分も苦しみ周囲も苦しむ。防ぐべき対象だと思うのだ。

若い時は、自分が楽しむこと、家庭を作ること、子育てをすること、そういったことに注視するのは当たり前といってもいい。
しかし、老齢になってからは、その大切だと思っている家族の負担を軽減することに注視してもいいはずだ。

すこしばかり理性と労力がいる。

生きていく中で「生きる課題」というのは変化する。楽しいだけが人生ではなく、課題にどう向き合うかもさらに大切な生き方なのではないだろうかと感じる。

ぼくは脳血管障害の予防に注視しながら今日もなんやかやと考えている。

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