⭐️心の学び:他人の目から自由になるために
「人の目が気になる」という人は多い。
お酒を呑むのは大好きなのに一人で居酒屋に行けない人も多い。
買い物も一人で行けない。喫茶店にも入れない。
理由は「他人からどう思われるか」ということだ。
答えは「何とも思われない」が正解だとわかっているのに飲み込めない。
そんな心には自己暗示をかけるのが一番良く、それに慣れてしまうと心は無反応になる。それはぼくがやってみたからわかったことだ。
若くて美人で可愛くて、服装やスタイルが他人の目を惹くならいろんなことを思われるだろうが、「普通」であれば何とも思われないどころか関心すら持たれない。
人間は「自分は特別である」という心理によって支えられている。そして支配されている。それは良くも悪くもである。
「そんなことはない!」という「特別である」という感情がさらにややこしくさせる。
人が関心を持つのは「自分自身」である。「自分自身」が捨てられれば何だって出来る。そうしたところで誰も関心を持つものなどいない。
テレビの見過ぎで、表情やら何やら、一挙手一投足まで見ている自分の目を、他人の目と混同しているのだろう。
一人で居酒屋に入るとどう思われているかを教えよう。「あっ、客が来た!ありがたい」と思われているのである。
一人でどこかへ出かけると人がどう思っているか教えよう。「…」が答えだ。何も思われていないのだ。
記憶の隅には残るかもしれないが詳細に覚えられることはない。これが現実である。
それは年齢とともに更に関心を持たれなくなることも現実だ。
心の働きについて思い出してほしい。心は生存と繁殖のために使うのだ。
自分が繁殖相手として相応しいと自信があるなら致し方ないが、そうでないなら関心の的にはならないだろう。
関心を持ってほしいと望んだとしても無理だ。
行動に移せば、自分の思い込みは現実とはだいぶズレていることに気づくだろう。
しかし、それがわかれば何をするにしても楽だ。自分だけの世界に浸っても誰にも遠慮することがない。
他人の目から逃れられたのだ。自由になったのだ。