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エシカル・コンシェルジュ講座 第1回受講レポート(前編)

こんにちは。PAF MALLのエシカル男子、カワムラです。

先日、一般社団法人エシカル協会主宰、【14期】エシカル・コンシェルジュ講座の第1回講義を受講してきました。

第1回の講師は、一般社団法人エシカル協会 代表理事、末吉里花さん。「エシカルは新しい幸せのものさし」をテーマに、ご自身の経歴や経験を通して、エシカルという考え方との出会い、これからの時代に求められることなどを語ってくれました。


今回の講座は、東京会場、京都会場、オンラインの多拠点開催。東京会場は、代々木にある「国立オリンピック記念青少年総合センター」でした

末吉さんは、かつてTBS「日立 世界・ふしぎ発見!」でミステリーハンターを務めていました。訪ねた国の多くが途上国。そこで、さまざまな現実や課題に触れたといいます。

その一例が、アフリカ大陸の最高峰、タンザニアのキリマンジャロの頂上の氷河が、気候変動の影響で氷が溶けて消滅しつつあるということ。末吉さんはキリマンジャロ登山の最中、山間の小学生たちが祈りを込めて"植林"を続けている姿に出会いました。

環境問題は、人権問題であるともいわれます。「気候正義(気候の公平性)」と称されるように、世界人口の10%に過ぎない富裕層が社会・経済活動によって温室効果ガスの約半分を排出しているのにもかかわらず、災害など深刻な影響を受けるのは、温室効果ガス要因の少ない貧困層なのです。

また、気候正義は、先進国と途上国だけでなく、現代世代と未来世代という構造も擁しています。


プライベートを含めると渡航国は80か国を超えるという末吉さん。多くの経験から、これからはライスワーク(自分が生活するために必要な仕事)ではなく、ライフワークとして環境や社会課題へ取り組んでいく決意を固めたと語ります。

本講義では、さまざまな環境問題、社会課題を踏まえ、エシカル=人、地球環境、社会、地域に配慮した考え方や行動、が必要とされる背景を学びました。

このnoteでも書いてきました、エシカル消費を応援、促進するための具体的事例として、フェアトレードや認証ラベルについて。

消費者、企業、行政の役割、連携についても、「EUサーキュラーエコノミー行動計画」のスウェーデン・マルメ市の事例を交えて講義いただきました。


「国立オリンピック記念青少年総合センター」センター棟にて開催されました

末吉さんの言葉を引用させていただきます。

いきょうを
っかりと
んがえ

一般社団法人エシカル協会主宰、【14期】エシカル・コンシェルジュ講座より

カタカナ部、”エシカル”になりますよね。これがとても大切!

エシカルとは、法的な縛りはなくても、多くの人たちが正しいと思っていること。人間が本来抱いている、良心から発生した社会的な規範なのです。

  • おたがいさま

  • おもいやり

  • もったいない

  • 足るを知る(少欲知足)

  • お天道様が見てる

  • 三方よし

日本人には、古来このような生き方や社会生活の規範となる考え方があります。そう考えると、日本人にとってエシカルは馴染みやすい、日本人はエシカルの本質に通ずる国民性を備えているといえるのではないでしょうか。

2時間の講義、あっという間でした!

まだまだ伸びしろだらけの日本のエシカル。日本らしい、日本人ならではの美徳や様式に沿った、日本のエシカルのありかたとは。そして、ひとつの地球で生きる、世界における日本のありかたとはーー。

僕たちのPAF MALLが進むべき道も見出すべく、残り9回の講義も、学びを深めていきたいと思います。どうぞおつきあいください!

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