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えさ。

毎朝散歩する
ボクのおじいちゃま
とうとう担当医から
「歩きすぎです」と
云われた
2万5千歩

ボクを散歩に
連れ出すため
車イス押して歩く
ボクを降ろして
おぼつかない足取りの
ボクを支えて歩く

ボクのせいだなって
ボクにはちゃんと
わかってるんだ

「パコちゃんの
せいじゃないよ」
うそぶく
おじいちゃま
振り切って
昨日から叔母さまと
朝の学習会や散歩に出る

朝学の道を車で行くと
墓に続く階段がある
登ると野良猫が足元に
転がって甘えてくる

ボクはアレルギーで
直接触れないので
ジッと見つめてた

すると
どこからともなく
老夫婦がきて
ネコ缶をあけて
その場で食べさせ始めた
他のネコちゃんたちも
たくさんよってきた

「飼い猫ですか?」
ボクが声を掛けたら
叔母さまが後ろから
服を引っ張った

振り返ると
首を横に振ってる

「違いますよ
ここは野良ネコちゃん
ばかりです
地域ネコ活動の人にも
エサを与えないように
言われてるんだけど
可哀想でね」

「そうでしたか。
すみません
この子何でも気になると
聞いてしまうんです」

話してる間にも
どんどん集まる
野良猫のやま

老夫婦はどんどん
ネコ缶を開封して
空になると
手提げに戻す

叔母さまはギュッと
ボクの手を握り
過ぎ去ってゆく

しばらくすると
朝学の会場だ

そして
朝学も終わり
叔母さまの車に
乗せてもらって
鶴舞公園に辿り着く

薔薇の花を眺め
公園の中を
生キャラメルを求め
進んでいく
バサバサバサ

凄い羽音
カラスとハト

見てると
おばさんが
手元の手提げから
パンの耳を投げてた

すると
清掃員らしき
男性が近づいてくる

おばさんは急に
手提げを肩にかけ
立ち去ってゆく

会話は無い
しかし
清掃員の方は
カラスやハトを
飛ばしながら
パン屑を処理してた

きっと糞の問題も
あるんだろうな

叔母さまと
生キャラメルを
入手して
フラペチーノ片手に
車に戻る

今日のボクの
預かり先は
昭和区の端っこ

教会のある
病院の前を通過して
帰宅途中

助手席の窓から
驚く光景をみる

カラスもハトも大量に
こじんまりとした
一軒家の庭にドサッと
よってたかって
集まってくる

「叔母さま!なにあれ?」

「まえからよ
庭にエサ撒いて
野鳥というより
カラスかハトか
スズメかなぁ」

隣に新築の家
建つ様子だが
これでは庭に
洗濯物は
干せないだろうな

屋根も庭の木々にも
物凄い数の鳥

ヒッチコックの映画より
パニックになりそうだ

個人宅の庭だから
いいじゃないの?って
声も聞こえそうだが

ボクは野生のものに
無暗にエサ与えることの
残酷さ
学んできたので

そう思ってない
そのうえ
不自然な偏りは
糞の被害もある

地域の方々と
相談したのだろうか?

近所の方々は
窓は解放できない
まして洗濯は干せない

もちろん
目当ての鳥や猫ちゃんの
食べ残しは
ゴキブリなどの
害虫も呼んでしまう

何にエサを与えてるのか
よく考えないと
困った状況になる

みなさまの地域は
いかがでしょうか?

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それじゃ
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