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何もしなければ何も起きない

コロナもわたしの日常3-96
96日目 9月2日(木)

 この日記も見返すと、始めた当初とはガラッと書き方や雰囲気が変わっていてなかなか面白い。この日記の長さの分だけ(それ以上)、コロナ期間です。

 仕事おわり、今日も電車に揺られて帰る夜。くたびれた人々を眺めて、いったいいつまでこうして日々を過ごすのだろうと思う時がある。どうせ往復3時間も電車に乗るなら、みんな幸せそうな顔をしてるとか、なんかのエンタメがあるとか、そういう非日常的な空間を過ごしてみたいものだと思ったりする。くさいおじさん的なイベントはあんまり要らないです。

 最近の楽しみといえば、特にない。週末に彼女に会えるのを楽しみにするくらいで、その他の趣味というか大切な何かとか、そう言ったことがわたしにはないなあと突然気がついた。でもたとえ彼女がいなくなったとしても、別に楽しみがなくなるわけではなさそうだなあと思って自分のことながら不思議に思う、そんな日々。だからと言って彼女がいなくなってもいいかというとそうでは無いし、では私はなにをモチベに毎日頑張っているのか?と思うけれど、まじでわからない。

 家ではゴロゴロしたり、本読んだり、ルービックキューブしたり、ジムに行ったり、勉強したり、なんだかんだやることはあるし、仕事は色々な意味で刺激的で、飽きる事はあんまりない。そんなに意識した事ないから、もっと意識的に生きろよと自分に喝を入れたいところではある。

 結局、自分のことが好きなのか?なんて自惚れるなどもしてみる。でも実際本当にそうなのかもしれない。芸能人の誰かにときめくとかもあんまりない。他人に興味がないんだな、きっと。インスタとかで誰かのキラキラとした人生を覗いてもあんまり元気になれないというか、落ち込んだりするだけなので結構です、という気持ちで。

 でも別に、人と関わるのが嫌いというわけじゃない。むしろ好き。人の汚い部分を見ると、ああこの人も生きてるんだなあと思う。みんなそうやって、いろんな自分の汚くて醜い部分も開示していければいいのにね。まあ人のことをとやかくいう前に、私自身が自分の色んな面を人にさらけ出せるようになりたい。「人にこうやって思われたら」とか「恥ずかしい」だなんて思うことなく、自分の全てをオープンにして行けたらあらゆる悩みが解決する気がする。我慢って、良くないよね。こういう些細な我慢の積み重ねが、人の心を蝕んで、身体まで侵食して、結局は乗っ取ってしまうんだろうなあと。

 そういえば、この間母から言われたことがまだ心に残っている。

「人間なんて結局、何もしなければ何も起こらないんだよ」

なるほど。確かにそうだ。学校に行こうとするから学校に行くし、人と話そうとするからいざこざも起きるし、会社に行こうとするから電車にも乗る。

「何もしなければなにも起こらないなら、それでいいじゃない?それなのに、人は毎日のように何かアクションして、それをまた回収するためにまたアクションして、の繰り返しでしょ。何の意味があるんだろう?って考えた時に、やっぱり人間は暇なんだ、っていう結論に至ったんだよね、12歳の時に」

はあ、12歳。私が鼻くそほじってた頃か。

「暇だから、それを埋めるために何かしらのアクションを起こして、日々を刺激的にしてるの。だから、そんなに人生を深く考える必要はないんだよ。暇なだけなんだから」

ははあ。

「この話を12歳の時にバス停で友達に話したら、その場がシーンってなっちゃった(笑)」

などと言っている、マイマザー。なるほどなあ。確かに人間みんな暇かもしれない。顔の見えない場所で顔の見えない相手を貶しているあいつも、わたしも。12歳で友達からそんな話されたら、私なら一生思い出す。

そんな感じで、人生気楽に生きていこうと思います。

どうせ暇つぶしなら、自分の人生くらいラスボスまで攻略しておきたいなあ。

ああ。今日も、働いてえらい。

おやすみ。

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