【コロナ引きこもり日記】47日目
47日目 6月22日(月)
また、新しい朝が来てしまった。
気がつけば暦ももう6月後半ときている。人生が早すぎて、最近こわい。
今日は朝からインターンなので、早起きをして、パソコンの前に座る。来月からインターンもオフラインになってしまうので、在宅ワークも残りわずかだ。引きこもり適性のある私としては、いささか残念だけれど、まあとりあえず今はこの楽さを存分に満喫しておこう。
13時過ぎにインターンを終え、ランチに納豆とキムチを食べる。納豆はやはり万能食品すぎる。ありがとう、これを最初に食べようと思いついいた人。
直後に授業を受けて、15時すぎに終える。休憩しながら、アニメの続きをNetflixで見る。
「氷菓」を見終わった。個人的にこのアニメの好きなところは、挿入曲としてバッハの有名なチェロ曲が使われていることだ。私の最も好きなチェロの曲。多分誰しも一度は聞いたことがある、あれだ。
Bach: Cello Suite No. 1 in G Majorってやつ。これ。
エヴァンゲリオンでシンジが自分で弾いてた曲でもある。よくアニメで出てくるんだな、そう考えると。でも、やっぱりいい曲だ。心が洗われるような、そんな気持ちになる。バッハって天才。
暇なので(課題やれ)、「さらざんまい」というアニメを見始める。私の好きな幾原邦彦監督が手掛けたアニメだ。以前見た、輪るピングドラムの監督でもある。やはり同様、ふんだんにメタファーの散りばめられたアニメだった。全部主人公が謎を解き明かしてくれる氷菓とは、正反対に位置するアニメかもしれない。これは、視聴者が謎を解き明かさないといけないアニメだ。案の定、考察サイトがたくさん出てくる。みんな疑問に思っているのだろう。私も、考察サイトなんかを見ずに自ら考えて解き明かせる人になりたい、なんて。
幾原監督って、本当にこういう一見子供向けみたいな幼稚そうなアニメを作るのが上手い。それでもって、実態はまるで子供向けではないのだ。いくら大人が考えてもわかりそうにない哲学的な問いを、奥深くに隠している。まあ大体彼の言いたいテーマは、「愛」である。それだけは、どのアニメでも共通している。そんな感じ。とりあえずメモがわりに、思ったことを書いておこう。またいつか考察として別記事をあげる時がきたり、こなかったり。
・個人的には、尻子玉は「魂」じゃないかと思ってる。
・欲望と愛が共存しているのが人間であり、どちらかが欠けてもダメなのだ。欲望は命そのものであり、また同じように愛も命そのものであり、それは表裏一体であるのでは。
アニメって萌えとかそういう作品ばっかりではないので、もし興味を持った人がいればぜひこの監督の作品を一度は見てみて欲しい。きっと何か得るものがある。少女革命ウテナ、輪るピングドラム、さらざんまいが有名どころ。
そんなこんなで、もう夜。ボランティアの集まりにちょっと顔をだして、アニメを見て、ディナーにニラ玉。そんな夜。
もう眠いので、寝よう。
ああ。今日も、外に出なかった。
おやすみ。
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