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大学院留学で使っているツールの話

概要

 イギリスの大学院生活も半年が経過し、こちらの勉強にも慣れてきました。そこで、私が日頃勉強する際に使用しているツールを四つご紹介しようと思います。今回ご紹介するツールは、基本的に無料でご利用いただくことが可能です。厳密に言うと、普段使用するツールはもう少し多いのですが、今回は特に使用頻度が高い四つのツールをご紹介致します。

役に立ったツール

Zotero

 Zoteroは文献を管理するためのツールで、恐らくほとんどの大学院生はこのZoteroかMendeleyを使っているかと思います。正直、恐らくこの二つのツールのいずれかを使っていれば、概ね問題ないかと思いますが、逆に使っていないと、エッセイなどの課題を行う時の参考文献の管理がかなり大変になります。
 これらのツールは一つの課題に対してフォルダを作って、使う文献を格納でき、文中の引用や参考文献の記載も、Microsoft Wordの無料アドオンツールを使えば、自動で行ってくれます。この管理を手動でするのと、ツールで自動で行うのとでは生産性に大きな差が生まれます。
 エッセイなど書く課題が中心の方はいずれかを使用されることをオススメします。
 ちなみに二つのツールの違いは私自身はよくわかっていないため、こちらにヨーク大学の比較表を載せてきます。

Quillbot

 Quillbotは無料でパラフレーズ(文章の書き換え)を行ってくれるツールで、参考文献から間接引用を行う時に毎回使っています。エッセイや論文などでは、直接引用をしない限り、パラフレーズが必要なのですが、これを全て手動でやっているととても時間がかかります。Quillbotは入力した文章に対して何種類かパラフレーズをしてくれるため、こちらを使うとかなりの時間を短縮できます。
 ちなみにエッセイや論文ではPlagiarism(盗作)をすると、大きな罰則が課せられますが、このQuillbotはPlagiarism freeだそうです。
※もちろん引用は必須ですが。

Grammarly

 Grammarlyは自分が書いた文章の文法を添削してくれるサービスで、chrome拡張機能やMicrosoft Wordのアドオンなど、様々な形態で利用できます。特に私のような英語非ネイティブは、自分が書く文章の文法に誤りがないか、自分だけだと判断がつかない場合も多々あるかと思います。そんな時、一通り文章を書き終わった後、Grammarlyに自動で文法の誤りを確認してもらうととても安心できます。私は、英語の勉強をしていた大学生の時からこのツールを愛用しています。

LiquidText

 LiquidTextは、私が日頃事前のリーディング課題を行う際に使用しているツールです。イギリスの大学院では物理的な教科書を使うことはほとんどなく、論文や授業のスライド含めてPDFで読むことがほとんどです。学生によってはMicrosoft OneNoteやAdobe Acrobatを使う場合もありますが、個人的にはLiquidTextが一番使いやすいです。
 このツールは、パソコンでPDFファイルを開くことで、左側に読み込んだファイル、右側にノートを設置することができます。左側のファイルには、ハイライトやコメント、書き込みなど様々な加工ができますし、右側のスペースにはその加工に加えて独自のノートを作成することができます。
 個人的には、物理的なノートの見開きに、左側に配布資料を貼り、右側の自分のノートを書き込んでいく、というような感覚で使用しています。そのため、本ツールはタブレットやスタイラスペン付きの2 in 1ラップトップを使用している方に特にオススメします。
※ちなみに私はDellの2 in 1ラップトップを使用しています。
 文章だけだと、少し使い方の説明が難しいため、YouTubeの(非公式)チュートリアル動画もこちらに載せておきます。

最後に

 本日ご紹介したツールは日頃お使い頂くと、とても生産性が上がると思います。特別な用途には他にも使えるツールやウェブサイトはありますが、ひとまず本稿でご紹介したツールを押さえれば、概ね困ることは無いと思います。
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