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(ドラマ)アンメット-ある脳外科医の日記-を観る
作品には、ほぼ触れず、ぐたぐたの雑文です
医療を扱ったドラマや映画は、けっこう好きで何となく見てしまう
若手アイドルが演じる天才外科医系や意味不明の謎解きサスペンス系など設定に無理があるものは挫折してしまうが、
少し古いがテレビドラマでは「JIN−仁−」が異色ではあったが、とても良く出来ていたと思う
映画では、相当古いが大森一樹監督「ピポクラテスたち」(監督、主要出演者の大半が既に亡くなってしまった) が印象に残っており、
「白い巨搭」(山本薩夫監督、田宮二郎)の殺伐とした緊張感のある作品も好きである、唐沢寿明版のドラマもなかなか面白かった記憶がある
年齢を重ねていくうちに、医者が自分より遥かに若くなってきた
更に、最近は皆さんシャイなのか、一生懸命病状を訴えている私の顔などまともに見ず、CTやMRIの結果をひたすらパソコンにカシャカシャ打ち、なにやらブツブツと呟き、たくさんのクスリを処方してくれる医者が多くなった気がする
先日、縁あって80歳を越えていると思われる医者に診て頂く機会があった
聴診器を全身に当て、ベッドに寝かされ腹をさすり、膝の脚気まで調べ、更にカルテに万年筆でドイツ語であろう文字をサラサラと書き病状を丁寧に説明してくれた、
モゴモゴと何を言っているのか良くわからなかったが、横にいる年配の看護師が説明してくれた
これが日本を支えてきた医者なんだと感動した
さすがに急病のときに診て頂くのは勇気がいるが、
話を戻すと、
歳をとるにつれ、新米医療従事者が、患者に寄り添い、成長していく内容につい感動してしまう
医療従事を扱った作品は、映画より時間をかけ葛藤や苦悩そして歓びを丁寧に描いてくれるテレビドラマの方が良いのかもしれない
最近では、「透明のゆりかご」や法医学系だが「アンナチュラル」「朝顔」が良かった
その意味でも、この「アンメット」はまだ2話までだが、丁寧に作っており、今後期待させてもらっている
杉咲花は、CMで回鍋肉を食べている子役の印象しかなかったが、とても自然に演じており、今後相当な重圧感のある役者になるのではと好感がもてる
旨そうに食事をする演技が出来る女優を久しぶりに見た気がする
(食事シーンを頻繁に入れ、その度にわざと大量にほおばらせる演出も見事)
病気と対峙するのか、病人と向き合うのかは、作品次第だが、しっかりヒトに寄り添ってくれる見せ方をしている作品が好きだ
私とて高齢者や病人に寄り添うことの意味を考え実行しなければ、自らがその状況に置かれたとき、ヒトに寄り添ってもらえる訳などない、と感じている今日この頃である
日々奮闘する医療従事者には感謝である
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