見出し画像

結局、好きなことでできる仕事にする方が良いと思う。

社会人1年目で早速迷走している武阿ぴ郎です。
就活体験記として昨年3月頃から今までの思い出を語らせていただこうと思う。

2020年3月、ちょうどコロナ騒動がだんだんニュースで聞こえてくるようになった頃、僕の就活は終わった。
俗に言う早期選考で内々定というやつだ。正式な内定は就活解禁日に渡されるが、それより前に内定を確約する、といったそれ。

元々僕は就活に対してモチベーションなんて無かった。ただ
「周りの同級生も就活してるし、大学卒業後の事を考えると就活しないとなぁ」
というだけの理由で就活を始めた。
大学3年生の夏のインターンシップは「インターンシップ後に焼肉食べれます!」と言ったような派遣会社の1dayくらいにしか行かなかった。
やりたいことが明確に決まっているわけではなかったから、仕方がない。

秋になって会社とのマッチングアプリのようなもの「OfferBox」を始めて少しでも就活してるアピールを親に見せながら「結局僕がやりたいことって何だろうなぁ」と思いながらいくつかの会社の説明会に足を運んだ。ただ、このアプリのおかげで「こんな自分でも採用する気が少しはある会社が存在するんだ!」ということがわかり、ある程度のモチベーションを手に入ったのは確かだった。

冬になり、冬のインターンが始まっても僕は1Dayの懇親会とかがある会社にしか応募しなかった。ただ、OfferBoxのおかげで少しだけやりたいこと…と言うよりかは「やりたくないこと」が明確になっていた。

僕は一応理工系の大学を出れたわけで、製造業に絞って考えていた。だが製造業に就くにしても「何を作ってるか説明しやすい会社がいいなぁ」と思うようになっていたのだ。
これはOfferBoxでマッチする会社が何を作っているのかいまいちピンとこない会社ばかりだったからだ。もちろん調べればわかるが、第一印象で「ここは違うなぁ」と決めていた。つまりは雰囲気で会社を選んでいたのだ。

そんなわけでビール会社のエンジニアリング会社のインターンに行ってビール飲んだり、会社説明会の後にその会社の最寄り駅で1人酒を飲んだりして就活を進めて行った

そうこうしているうちに、早期選考が始まった。自分の中で「この会社とか名前聞いたことあるわ」とか「この会社に入社したら人に堂々と言えそう」と思った会社に書類選考を挑んで行く。どんな業務があるのかは調べていない。「何を作ってるか」だけで決めていた。

大体6割の会社はお祈りメールが秒で返ってきた。3割の会社からはWebテストを受けるように促され、そしてお祈りされた。
そして残った1割の会社から面接に挑む権利が与えられ、面接…

結果としては最初に面接を受けた会社がトントン拍子で最終面接まで進み、3月中旬には内々定を貰って就活を終えたのだった。

内定を貰ったばかりの時は「我ながら良い感じの会社に入れたのでは?」と思っていた。親も喜んでくれたし、自分も早くに就活から解放されて気楽な大学4年生を送ることができた。

だが、この時の軽薄な判断は後になって後悔へと変わって行ったのだった。

入社してしばらくは研修が続いた。改めてどんな会社なのかを学び、色々な研修を受けた。ほとんど在宅だった為に大学時代のような気楽さで社会人ライフを過ごしていた。
8月過ぎには配属が決まり、配属先でまた色々なことを覚える日々が続いた。

半年以上が過ぎた今になって思うことは、「別にこの仕事やりたいわけじゃないよな」ということだった。
ただ働かなければ家賃も払えないわけで、生活の為にも働くしかなかった。
まだ大して専門的な業務もしていないのだから、やりがいとか、楽しさ、みたいなものは分からなくて当然だとは思っている。そういうものは仕事を覚えてから感じられるものだと思っている。
しかしそれが逆に「自分は仕事が覚えられるのだろうか」「滅茶苦茶忙しそうな先輩社員にびくびくしながら質問する日々はいつまで続くのだろうか」「この仕事あと40年くらい続けるのか本当に」といったような不安になってどんどん会社に行くことが憂鬱になってくるのだ。

孔子の言葉で「好きなことを仕事にしなさい。そうすれば一生遊んで暮らせる」という言葉がある。原文は知らないけれど。
「やっぱり辛いことや苦しいことは仕事にしちゃダメだよなぁ。好きなことやって金貰えたら最高だよなぁ」と僕は解釈している。

もちろんこの考えに否定的な意見もある。好きなものを仕事にした結果、嫌いになるというパターンも存在するだろう、と。好きだったものが嫌いになるというのは辛いものだ。けれども嫌いなものよりかは好きなもの…好きでも嫌いでもないことよりかは好きなものを仕事にした方が絶対生きやすいとは思う。
会社という空間だと、好きでも嫌いでもないことは嫌いになることの方が多いと思うからだ。

だからこそ今になって思うのは「就活の時に自分がやりたいこと…というよりも好きな事を仕事にできる会社を選べば良かった」と。

僕の様に特に目標や将来のヴィジョンを明確に持って入ったわけではない新入社員は「3年以内に辞める確率が極端に多い」的な話を聞いたことがある。理想と現実とのギャップにやられて辞めてしまうそうだ。働き始めて「思ってたのと違う…」と思い始めるそうだ。そして別に目標や夢があるわけでもないから頑張る気力も湧かない…結果辞める、と。

だからこそ、ここに記したい。
就活をするならば絶対に「好きなことができる仕事」に就いた方が良い。
それが入社後の健やかな生活にきっと繋がるはずだから。

#就活体験記

この記事が参加している募集

成功までの道を進むのは僕ですが、道を作るのは「あなた」です。あなたのサポートが僕の進む道となることでしょう。ありがとうございます。これで理想に1歩近づきます。