【ユンゲ・フライハイト紙】40万人以上の移民において1月1日が誕生日だと誤記されている
2020年5月13日
ベルリン発: 40万人以上の移民において、外国人登録に際して、1月1日が誕生日として記載されていた。ドイツのための選択肢の議員レネ・シュプリンガーによってヴェルト紙に対して提出された照会の結果によれば、その大半は、シリアとトルコとアフガニスタンの出身であった。
その報告によれば、1月1日を誕生日としている416420人の人々が存在しており、その四分の一は2015年にやってきた移民であった。最近ギリシアのキャンプから受け入れられた未成年についても、47人のうちの13人は、誕生日の日付を1月1日としていた。
いつ自分が生まれたかについての情報を移民が持っていない場合には、1月1日が誕生日として記載されるらしい。「出生日に関していえば、個人的なデータを把握するためには、必然的に正確な誕生日の情報がなければなりませんが、すべての国や文化において、出生日が月や日に至るまで正確に登録されているわけではないのです」。連邦移民・難民局は、そうツァイト紙に答えている。
イスラム学者: 実際の年齢よりも若くすることへの大きな誘因がある
ヴェルト紙に答えて、社会学者のネクラ・ケレクは、移民における個人に関わる情報の不正確さの原因として、文化的な違いを指摘している。オリエントからやってくる多くの人々は、自分の誕生日のことを全く知らないのであり、というのも、かの地では大規模の家族集団が重要で、個人は数に数えられないからである。それが、イスラム教の国家において、ほとんどすべての出生登録が不正確である理由なのだ。
イスラム学者のズザンネ・シュレーターは、それに対して、ほとんどの移民は自分の誕生日をよく知っているという前提から出発している。虚構の日付を伝えることには、むしろ実利上の理由があるのだ。なぜなら未成年の人間は「さまざまな点から成人よりも優先される」のであって、だからこそ、自分が本来そうであるよりも自分を若く呈示することには大きな誘因があるのである。
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