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ちゃんとあるから大丈夫!図書館でお目当ての本を探し当てるコツ


「この本、図書館にあるはずなのに出てこない!」

図書館のOPAC(蔵書検索)で、探しても探しても出てこない。そんなこと、ありませんか?

図書館のOPACは、残念ながらGoogleほど万能ではないのです。そこで今回は、図書館で働く私が気をつけている「OPAC検索のコツ」を3つ、こっそり伝授しちゃいます。

1. キーワード検索をする

Googleで検索する時と似ていますね。タイトルを全部入れるのではなくて、タイトルのキーワードをいくつか選んで入れてみましょう。例えば『エリア別だから流れがつながる世界史』という本を探す時は「エリア別  世界史」などで検索するのがオススメ。なぜなら、中の単語を間違えたらヒットしないからです。

この本の場合は「つながる」が平仮名ですよね。これを漢字にしてしまうと、残念ながら見つからないのです。うっかり打ち間違えた経験、ありませんか?キーワード検索をすると、そんなストレスからも解放されます。

2. 全部ひらがなで打ってみる

読みにくいですが、不思議なことにヒットするんですよね。

この方法は上の例のように、「読みたい本があったけど、あの単語は漢字だったっけ、平仮名だったっけ……?」と悩んだ時には特にオススメです。例えば「いきかた」という単語。「生き方」「行きかた」「生き方」など、たくさんの変換が思い浮かびますよね。そんな時、平仮名で入力すれば全ての変換がヒットします。

ただしこの場合は「いきかた」だけで検索すると膨大な数がヒットしてしまうので、ほかのキーワードを組み合わせることを忘れずに!

3. 記号を消してみる

カギカッコやピリオドなど、記号がついているタイトルのものは、記号を消してみましょう。例えば『ハーバード白熱教室』で有名なマイケル・サンデル教授の本を読みたいな、という時。「マイケル・サンデル」と検索するより「サンデル  ハーバード」などのキーワードで検索した方が、ヒットしやすくなります。

もちろんこの教授の本で「ハーバード」という単語がタイトルにないものもあるでしょう。そんな時でも、とりあえず分かるキーワードで検索し、検索結果に出てきた著者の名前をクリックすれば解決です。表記のゆれを気にすることなく、狙った著者の本を探すことができますよ。

まとめ

図書館のOPACで検索する時は

1. キーワード検索をする
2. 表記のゆれが気になる単語はひらがなで
3. 記号は消す

の3つを覚えておくと、的確な結果が出やすくなります。

それでもない時は?そんな時はぜひ、レファレンス(参考)カウンターで相談してください。貸出の機械がないのにスタッフのいるテーブルが、大体それです。人に聞いてみると、案外すんなり見つかったりしますよ。

この記事を読んでくれたあなたが、快適な図書館ライフを送れますように。

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

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