ちょっこう

1968年生まれ/茨城県鉾田市出身、最終学歴:1997年名古屋大学人間情報学研究科博士…

ちょっこう

1968年生まれ/茨城県鉾田市出身、最終学歴:1997年名古屋大学人間情報学研究科博士課程修了(学術博士、第一期生) 専門・趣味:量子カオス、人工知能(特に自然言語処理)、prologプログラマー、星新一、三島由紀夫、SF、ロードバイク、神輿、ハイキング、ジョギング(駅伝)

マガジン

  • 物理の話

    物理といっても学問的な話ではなく随筆的な話

  • 6歳の子供に説明できなければ理解したと言えない

    平易な文章で、例え話を交えながら日常生活に出てくる数学、物理の話を説明

  • prologで学ぶ数学の不思議

    prologソースコードを実際に書いて、数学の面白さを実感してみよう

  • ubuntu とか prologプログラミングのメモ

    最近、物忘れがはげしいのでメモ代わりにnoteに残しておこうかと。誰かのヘルプになるかもしれないし。

  • 偶数・奇数の不思議

    偶数や奇数にまつわる計算の不思議

最近の記事

  • 固定された記事

秋の夜長に

やまとことば は美しいですね 自然を表現することばも多いが 世のはかなさ を表現するものも多い いずれ寿命がかなり延びたとしても いつかはそのときがやってくるならば やはり おわってしまえば 一瞬だったな とおもふのだろう 人工知能が発達し もしかすると とおい未来に 永遠のいのちが 叶うようになるかもしれない やまとことばが なくなってしまうやうで なんか 想像したくない

    • 電離層異常検知による地震予知の可能性について(京大梅野先生の研究から)

      はじめに最近、京大梅野研が地震に伴う電離層異常のメカニズムについて発表があった(詳細はこちらのPDFを参照)。地震予知につながる重要な成果である。ここでは、その成果を生かすべくさらにいくつか検討した事項についてメモを残しておく。 宇宙天気予報との連携大地震が起こる前に電離層の異常がみられる、という指摘は梅野先生以外にもいくつかなされてきた。例えば、早川先生の研究紹介などがある。問題なのは、では、「電離層に異常があれば必ず起こるのか?」という点である。つまり、地震の前兆現象

      • prologとpython (とか C++とか)とで不等号の書き方がちがーう

        AZ-Prologとか SWI-Prologでは、小なりイコールという不等号記号の書き方が、CとかC++, Pythonとかの言語とは異なりますね。prologでは、「 1 =< 3」のように書いて、pythonでは「 1 <= 3」と書く。 Python 3.8.10 (default, Nov 22 2023, 10:22:35) [GCC 9.4.0] on linuxType "help", "copyright", "credits" or "license" f

        • pythonで天気APIをたたくときの地域コード

          livedoor天気互換の天気予報API があります。これをpythonから利用するとき、入力の地域名を地域コードに変換する必要があります。ので、どっかに辞書型とかペアリスト型で落ちていないかな、と検索しましたが、なかなかなさそうなので自分で作成しました。例えば、「茨城県の天気は?」だと「茨城」の地域コードがないので、県庁所在地の「水戸」と同じ地域コードにしています。間違いがあるかもしれませんのでご利用の際は自己責任でお願いいたします(石川県データが多いのは能登半島地震を気に

        • 固定された記事

        マガジン

        • 6歳の子供に説明できなければ理解したと言えない
          35本
        • 物理の話
          61本
        • ubuntu とか prologプログラミングのメモ
          10本
        • prologで学ぶ数学の不思議
          11本
        • 偶数・奇数の不思議
          14本
        • 足し算の不思議
          7本

        記事

          6歳の子供に説明できなければ理解したとはいえない#27「和算のすすめ」

          ネットをみていたらたしか小学生向けの問題があった。見出し画像のようなかくばった道を一周すると何メートルになるか?という問題。途中のいりくんだあたりのところの道の長さをaとかbとか変数にしてa+b=13 なので…のようにすれば解けるのは解ける。が、そうではなく「直感的に」考えてみよう。以下のような考え方は「和算」に通じるところがある。興味ある方はそちらも検索してみてください。 まず、時計まわりに回ることを考える。左角からスタートして右方向へ進み、下る。 下方向に向かうときを

          6歳の子供に説明できなければ理解したとはいえない#27「和算のすすめ」

          pythonによる簡単webページ作成 ~streamlit で複数行コメントアウトしたいとき

          streamlit をimportして、pythonの通常の 「'''」や「"""」でコメントを書こうとしたらそのまま表示されてしまったので、調べたら以下のようにようだ。1行だけなら通常の「#」でOK. import streamlit as st_= '''ここにコメント複数行'''# 1行のみコメントアウト

          pythonによる簡単webページ作成 ~streamlit で複数行コメントアウトしたいとき

          偶数の不思議#14

          ここまでくるとなんの「不思議」でもなんでもないのだが、奇数の和をやったので偶数の和もやってみることにした。奇数は正方形、偶数は長方形となる。例えば、2+4+6+8+10 の5つの偶数の和は 5 x 6 = 30 となる。偶数の個数をnとすると、n(n+1)なのでつまり辺の長さが1だけ違う長方形の面積になる。 長方形になる、ということは例えば、以下のような1個だけはみだしている、図形にはならない、ということだ。 n=2の場合、2 x 3 =2+4 の長方形になる。上図のように

          偶数の不思議#14

          奇数の不思議#13

          奇数を足していくと、平方数(自然数の2乗)になる、という説明をいくつかしてきたが、今回は等差数列の和の延長線上で説明する。奇数を足していった和の総数をSとする。これはタイトル図の上側の式になる。S=1+3+5+7+9+ … + (2n-1) この意味はnまでの奇数の和の総数ということだ。例えば、n=3のときには奇数の数が3つで 1 + 3 + 5 で9になる。タイトル図の下の式はそれを逆から書いていったもの。n=3なら 5 + 3 + 1ということになる。その2つの式を足

          奇数の不思議#13

          偶数・奇数の不思議#12

          (2より大きい)偶数は2つの素数の和で表せる(ゴールドバッハ予想)、(5より大きい)奇数は3つの素数の和で表せる(弱いゴールドバッハ予想)、など任意の自然数は2個か3個の素数の和で表せる。特に、ゴールドバッハ予想はいまだに未解決だ。興味ある読者は検索すれば多くのサイトで詳細な説明がわかる。ちなみに、隣り合う平方の間には素数が存在する(ルジャンドル予想)のほうも未解決問題。 偶数が2つの素数で表せる、ならば弱いゴールドバッハ予想も正しい。単純化した証明は以下のようになる。3つの

          偶数・奇数の不思議#12

          sentence transformer の embedding modelはどこにダウンロードされるか

          Bertの embedding model はオフラインで使えるとのことなのでどこにダウンロードされるのか調べたらhome ディレクトリ下の ~/.cache/huggingface/hub/models--sentence-transformers*** にあった。日本語対応モデルについてはこちらを参照。

          sentence transformer の embedding modelはどこにダウンロードされるか

          ロケット打ち上げ方向とハンマー投げ

          種子島宇宙センターから打ち上げるロケットは東方向へ向かって飛んでいく。なぜ?? ハンマー投げをおもい浮かべればその原理がわかる。ハンマー投げで左方向に回転しながら投げるとする。そのとき、当然、離すタイミングで左方向のまま投げる。逆に投げる人は絶対にいない。回転していて発生する遠心力を有効につかって遠くに飛ばすのだ。 ロケットは?地球は自転している。そう、東方向に向かって自転している。なので、宇宙からみたらまったくハンマー投げと同じなのだ。ロケットは地球の表面にへばりついて動い

          ロケット打ち上げ方向とハンマー投げ

          奇数の不思議#11

          前にも同じことを書いたのだが今回は図形と関連付けて。 奇数枚のタイルがあったとする。1まい、3まい、5まい、7枚、、、2n-1枚、ということ。それらの組を1から順に並べていくと、キレイに正方形になる!1枚足す3枚は4枚、なので2x2の正方形になる。1+3+5 = 9 = 3x3, 1+3+5+7 = 16 = 4x4, 1+3+5+7+9 = 25 = 5x5 … のようにずっと続く。さんすうっておもしろい。 ※最近気づいたのだが(2024/3/8)、このような考え方は「

          奇数の不思議#11

          奇数の不思議#10

          立方数(3乗)の和が平方数(2乗)になるか?についてフィボナッチが証明に用いた式。詳しくはこのサイトを参照。

          奇数の不思議#10

          身の回りの災難回避術#9「笛(ホイッスル)を携帯」

          100円均ショップでもみかける、小さな笛。これが災害時などで生きるか死ぬか、の明暗を分けるグッズになる。災害だけでなく、ハイキングなどで動けなくなったときとか、笛の音は人の声よりも聞き取ってもらえやすい。吹き方などは他のサイトを参考にしてください。

          身の回りの災難回避術#9「笛(ホイッスル)を携帯」

          偶数と奇数の不思議#9「ウォリスの公式」

          偶数の積と奇数の積がきれいに並ぶWallisの公式の紹介。ライプニッツ級数でも円周率がでてきたがここでも登場する。 証明しているサイトはいくつもあるので詳しくはそちらも参照してください。ここでは概要のみ紹介。三角関数 sin x が0になるのは、±π、±2π、±3π… のようにπの整数倍なので、それを解に持つ因数分解のように展開できて(1)式のように書ける。なんか難しいことをいっているような気持ちになるかもしれないが、例えば、x^2 - 1 = 0 の解はx=±1だ。なので、

          偶数と奇数の不思議#9「ウォリスの公式」

          ハードSFの書き方19「地震を止めたらどうなる」

          荒唐無稽の話なのだが、自然災害でも人類に対してかなりのダメージをもたらす地震(それに伴う津波も)を人工的に止めることができたらどうなるのか、について考察したい。「どうなる」とは、地球環境がどうなるか、という意味。 どう止めるのか?まず、地震のメカニズムがわからなければ止めようがない。一般的にいわれているのはマントル対流やプレートテクトニクスだろう。話を絞り込むために2つのケースを考える。(1)マントルを冷却(2)地殻変動の抑止。これらはどうやっても止められないだろう。どうやっ

          ハードSFの書き方19「地震を止めたらどうなる」