見出し画像

【書籍レビュー】いかなる時代環境でも利益を出す仕組み

こんばんは
今日は書籍レビューをしたいと思います。
(ほんと私のnoteのジャンルはめちゃくちゃです)
というのも、弊社では定期的に朝7時から1時間ほど読書会をしておりまして

今回の課題書籍がアイリスオーヤマ会長 大山健太郎著『いかなる時代環境でも利益を出す仕組み』でしたので、どうせなら書籍レビューでも書こうという感じです。

なかなかパンチのあるジャケットです

ちなみになぜこの本かというと、弊社はアドテク系のSaaS企業なんですが「仕組み化」が非常に課題視されてまして、、、ちょうどそんなタイミングでこのツイートを目にしたんですよね。

コロナ禍挟んでもこの伸びすごくないですか???逆境を物ともしない業績が上がる仕組み、めちゃめちゃ気になりました。



著者 / あらすじ

  • 著者: 大山健太郎
    アイリスオーヤマ会長。1964年に19歳で父親が経営していたプラスチック加工の大山ブロー工業所を引き継ぎ、現在は生活用品メーカーからLED照明・家電メーカーに業容拡大している。

  • あらすじ
    アイリスオーヤマの会長が、コロナ禍のような逆境時代でも利益を出す方法を自社の仕組みを紹介しながらまとめている。


ポイント

稼働率を7割以下にする

アイリスオーヤマは、設備の稼働率を7割以下にとどめ、突発的な需要が出現した時に、瞬時に増産できる仕組みを持っている。この仕組みを維持することでコロナ禍など一気に市場のゲームチェンジが起きた時にも柔軟にチャンスを享受することができる。

ジャストインタイム制度に懸念点を見出している

ユーザーインという概念

アイリスのマーケティング戦略は「顧客を中心に経営を組み立てる」こと。プロダクトアウトでもマーケットインでもなく『ユーザーイン』という概念。「使う人の目線」を常に最優先にすることで需要を生み出し新しい市場を開拓している。

常に新しいプロダクトを生む仕組み

毎週月曜に社長同席の新商品アイデア会議があり、社員は10分間の持ち時間の中でプレゼンをする。社長同席なので、良い新商品のアイデアはその場で稟議がおりて商品化される。また、売上に占める新商品比率を50%にする仕組みもあり、新商品が生まれるような構造になっている。

常にチャレンジができる仕組み

チャレンジをし続けられるように経常利益の50%は投資に回す仕組みができている。経常利益から投資する仕組みなので、失敗しても「法人税を払ったのと同じ」くらいの感覚で投資し続けることができる。

社員全員が同じ情報を持つ仕組み

「全ての粗悪の根源は情報の偏り」くらい情報が均一に伝わることを重要視している。したがって、前述した会議には部門関係なく関係者全員が出席したり、会議を欠席することは許されない風土や、仕組み化された日報制度がある。何しろアイリスオーヤマでは情報共有がとてつもなく仕組み化されている。

アイリスのマネジメント

アイリスの部下へのマネジメントは、「社員にとって“いい会社”」を目指すこと。社員の目線に立ったマネジメントが、どんな時代でも利益の出す組織を生み出している。


まとめ

『いかなる時代環境でも利益を出す仕組み』では、自社の強みを生かし一点集中経営をすることは、想定外の変化にはダメージが大きく不安定とされています。
とはいうものの、会社のフェイズにより異なるだろうし、仕組みだけ推し進めるのも社員負担からの組織破壊に繋がるので、しっかりとした基盤の構築から推し進めていく必要がありますね。

朝読書MTGでまとめた気づきとアクションへの転用については、下記のブログでまとめてますので読んでみて下さい😊


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?